英語面接で役立つ! あなたの強みを効果的に強調する英語のパワーワード
2021年8月21日 20:21
外資系企業に限らず、業務上英語を使う必要性のあるポジションなら、採用面接において英語のコミュニケーション能力を試されることはあり得ることだ。採用面接に限らず、自分の強みを英語で表現する際の心構えと、英語面接に最適なパワーワードを紹介しよう。
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■常套句を避ける
英語面接に関して、巷にはさまざまな情報があふれている。ただたとえば、「honest」、「hardworking」、「loyal」、「confident」など「ポジティブな言葉を使おう」といった類のものが多い。確かにポジティブであることは大切だが、そもそも面接官が知りたいのは、あなたがその仕事を「遂行する能力があるのか」、またあなたがそのポジションに「最適な人物なのか」ということだ。
そもそも上に挙げたようなボキャブラリーはもはや常套句であり、新鮮味を失っている。志望者がこれらの言葉を使って自分の性格や強みを話し始めても、面接官には「頑張って覚えてきたんだな」ぐらいにしか思ってもらえないだろう。あなたが本当にその仕事に適切な人物であることを証明したいなら、どこかからか借りてきた言葉ではなく、自分自身の言葉でそれを表現しなければならないのだ。
かといって、英語ノンネイティブがその都度適した言葉をアドリブで繰り出せるかと言うと、それが非常に難しいことは否めない。そこで、面接でポジティブに捉えられる可能性の高いパワーワードを2つ挙げるので、以下を参考に自分の言葉で工夫してみてほしい。
■responsible(responsibility)
面接官が知りたいのは、「あなたがそのポジションに最適な人物なのか」だということを述べた。これはつまり、「あなたは仕事を任せることができる人物なのか」と言い換えることもできる。要は、面接官はあなたについて、責任を取ることのできる人物かどうかを見極めようとしているのだ。
それにふさわしいワードが「responsible(responsibility)」である。前職や過去の経験について述べる時は、「I was responsible for ~」や「It was my responsibility to ~」といった表現を使ってみよう。単にどんな仕事をしていたというだけでなく、どんなことに責任を持っていたかをアピールすることができる。
■collaboration(collaborate)
協調性があることをアピールするために、「team player」という表現がよく使われる。たとえば、「I’m a great team player.」という感じだ。しかし、これこそ使い古された常套句と言ってよいだろう。誰もが使ってきた表現なので、今さらこうやって自己アピールしたところで面接官には響かない。
代わりに使いたいのが、「collaboration(collaborate)」だ。「コラボレーション」や「コラボ」など日本語にも入ってきているように、この言葉は他人と協力して何かを行うことを表現するのに適している。さらに厳密に言うと、「collaboration」とは、単に「仲良くやる」という意味ではなく、「他人と協力して何かを達成する」というゴール部分に焦点を当てた言葉なのだ。
過去の経験を述べる際に、「In my last job, I collaborated with ( ) to accomplish ~」のように、「collaborate」という動詞の形で使うのもよいだろう。(記事:ムロタニハヤト・記事一覧を見る)