英ポンド週間見通し:伸び悩みか、金融緩和策長期化の可能性も
2021年8月14日 14:37
*14:37JST 英ポンド週間見通し:伸び悩みか、金融緩和策長期化の可能性も
■弱含み、米ドル安・円高の相場展開の影響受ける
今週のポンド・円は弱含み。英国内における新型コロナウイルスの新規感染者数は想定
の範囲内に収まっていることから、リスク回避的なポンド売り・円買いは縮小した。しかしながら、英中央銀行の金融緩和策は長期間維持されるとの見方は後退していないことや、米ドル・円相場が週末前に円高方向に振れたことから、ポンドの対円レートは弱含みとなった。取引レンジ:151円93銭−153円32銭。
■伸び悩みか、金融緩和策長期化の可能性も
来週のポンド・円は伸び悩みか。新型コロナウイルス変異株の感染拡大に対する警戒感は消えていないこと、英中央銀行の金融緩和策が早い時期に解除されるとの見方は増えていない。新たなポンド買い材料が提供されない場合、リスク選好的なポンド買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。
○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・18日:7月消費者物価コア指数(6月:前月比+0.5%)
・20日:7月小売売上高(6月:前月比+0.8%)
予想レンジ:151円00銭−153円00銭《FA》