コムテック製のレーダー探知機、CS放送受信を妨害 約30万台を対策修理へ

2021年8月11日 17:27

 総務省は5日、コムテックが製造・販売する受信設備(ZERO709LV)について調査した結果、約12.6GHzの副次的な電波を発射しており、CS放送の受信に散発的な妨害が発生があったと発表した。電波の強度に関しても電波法第29条の受信設備の条件を超過しており、基準不適合設備であるとする認定を行った。同社は該当する製造・販売の速やかな中止や利用者への使用停止の周知、そして再発防止策の検討を求めたほか、今年の8月からの1年間、毎月末の取り組み状況を報告するよう求めたとしている(総務省)。

 コムテックによると条件に該当する製品は合計11機種存在しており、すでに累計約30万台が出荷されているとのこと。同社はリリースで該当する機種に関しては対策修理を無償で行うと発表した。対象となる製品は以下の通り(コムテックリリース)。

 対象製品

 ERO 909LS   ZERO 809LV   ZERO 808LV   ZERO 807LV   ZERO 806V   ZERO 709LV   ZERO 708LV   ZERO 707LV   ZERO 706V   ZERO 307LVA   ZERO 307LV 

関連記事

最新記事