高齢ドライバー向けに新ステッカー、「免許を取って半世紀」を新発売 ナナズカラー
2021年8月9日 15:47
ステッカー・シールの販売を手掛けるNa7na’s Color(ナナズカラ―)は5日、高齢者ドライバー向けの新ステッカーとして、「免許を取って半世紀」マグネットステッカーを発売した。
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内閣府による調査(2019年版)では、70歳以上の運転免許保有者は1,195万人と、全体の14.5%を占める。これは1986年の80万人に比べて15倍弱にあたり、高齢者ドライバーが年々増加していることがわかる。
地域によっては生活のため、高齢者でも運転せざるを得ない場合は少なくない。またコロナ禍の影響から、これまで公共交通機関を使用していた高齢者がマイカー移動に切り替えている場合もある。
現在、高齢運転者標識(通称もみじマーク、もしくは四つ葉マーク)は、70歳以上のドライバーに対してクルマに貼るよう、努力義務とされている。だが表示しなくとも罰則はないことから、表示しない高齢者も少なくない。
そこで、高齢者ドライバーが貼り付たくなるユニークなステッカーとして、ナナズカラ―から新たに発売されたのが、「免許を取って半世紀」ステッカーだ。
ナナズカラ―では、「安全運転しています」「高齢者が運転しています」「代替手段がないので大目に見てください」といったことを、ドライバーに変わり周りに周知してもらうことが狙いという。
とくに高齢者ドライバーは、慣れた道であれば問題なく走行できるが、普段走行しない道では緊張して交通の流れにうまく乗れないこともある。
高齢運転者標識は、そういった場合に、若い人に比べて反射神経や視力聴力といった身体能力の低下があることを周りに知らせる役目を果たす。加えて「免許を取って半世紀」といった洒落が効いたステッカーがあれば、周りで運転している人も、マイペースな運転でも許せてしまうのではないだろうか。
今回発売されたステッカーは、マグネット式でサイズは14.8cm×14.8cm、厚さ0.08mm、重さ約50gの正方形。なお、高齢運転者標識の代替ステッカーではないため、その点は注意が必要だ。(記事:小泉嘉史・記事一覧を見る)