英ポンド週間見通し:底堅い値動きか、ウイルス感染減少でポンド売り抑制も

2021年8月7日 14:28


*14:28JST 英ポンド週間見通し:底堅い値動きか、ウイルス感染減少でポンド売り抑制も
■やや強含み、ユーロ売り・ポンド買い拡大の影響も

今週のポンド・円はやや強含み。英国内における新型コロナウイルスの新規感染者数の急増は確認されていないこと、ユーロ圏の金利先高観は高まっていないことから、ユーロ売り・ポンド買いの取引が拡大した。また、米ドル・円相場が円安方向に振れたことから、対円でもポンドは底堅い動きを見せた。取引レンジ:151円17銭−153円25銭。

■底堅い値動きか、ウイルス感染減少でポンド売り抑制も

来週のポンド・円は底堅い値動きか。英中央銀行金融政策委員会(MPC)は緩和政策の長期化を示唆しており、積極的なポンド買いは入りづらい見通し。ただ、英国内における新型コロナウイルス感染者は急増していないことから、リスク回避的なポンド売り・円買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる、

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・12日:4-6月期国内総生産(1-3月期:前年比-6.1%)
・12日:6月鉱工業生産(5月:前月比+0.8%)
・12日:6月商品貿易収支(5月:-84.81億ポンド)

予想レンジ:151円50銭−154円00銭《FA》

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