M.ナイト・シャマラン監督『オールド』全米公開、堂々の初登場1位を獲得
2021年7月28日 08:08
M.ナイト・シャマラン監督最新作『オールド』。8月27日(金)の日本公開に先駆け7月23日(金)に全米にて公開となった。公開後3日間での興行収入は1,651万ドル(約18億2,270万円)と好発進で、初登場No.1を獲得している。
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●名作スリラー映画の名手M.ナイト・シャマラン
M.ナイト・シャマランは、名作『シックス・センス』(1999)を生み出し第72回アカデミー賞では作品賞、監督賞、脚本賞にノミネート。続く『アンブレイカブル』(2000)、『サイン』(2002)も大ヒットを記録し国際的な知名度を獲得した。
最近では2019年に『ミスター・ガラス』が、『アンブレイカブル』、『スプリット』(2017)に続く3部作の続編として公開。同一の世界観を20年に渡って描き注目が集まった作品だ。
シャマラン監督が得意とするのは張り巡らされた伏線を回収する驚きのラスト。どの作品でも観客をスクリーンに釘付けにする、スリラーの名手として知られる。
●3年ぶりの新作『オールド』のあらすじ
今回シャマラン監督がテーマに選んだのは“時間”。舞台はスリラーとは無縁に思える美しいビーチだ。
休暇を楽しむために訪れた美しいビーチで家族が見舞われたのは、“時間”が異常な速さで加速する不可思議な現象。“一生が一日で終わる”程の異空間で、謎を解かなければ脱出できないという極限の恐怖とサバイバルを描いた。本作ではどのような驚きのラストを我々に届けてくれるのだろうか?
●全米公開に合わせたプレミアイベントも
全米公開に合わせ、ニューヨークではプレミアイベントも開催された。シャマラン監督ほか、主演のガエル・ガルシア・ベルナル、アレックス・ウルフなど美しいビーチで恐怖を体験する家族を演じた面々が登場した。
実はこのプレミアの開催日が決まったのはコロナ禍の只中。無事にプレミアを開催できたシャマラン監督の顔には安堵の表情が浮かんでいた。
●シャマラン監督自ら製作費を出資した期待の作品
今回公開となる『オールド』はコロナ禍という厳しい条件の中でオーディションを実施し、撮影を行ってきた。さらに1,800万ドル(約19億円)もの製作費をシャマラン監督自身が出資している、まさに肝いりの作品だ。日本では8月27日(金)より全国ロードショーとなる。
2021年の夏にどのようなスリルを我々に届けてくれるのだろうか?公開を待ちたい。(記事:中本花・記事一覧を見る)