子供がなんでも話してくれるようになる、確かな信頼関係を築く方法

2021年7月17日 16:57

 子供がいじめられた時、何か悩みを持った時、きちんと相談に乗ってあげられる親になりたいと思ったことはないだろうか。特に重大なことに巻き込まれた時ほど、親に心配をかけたくないと隠す子供は多い。子供は愛されていると感じると親を信頼して悩みを打ち明けてくれるようになる。さらに、愛情を感じて育った子供は自己肯定感を高めて、自分だけでなく相手も大切にできるようになる。

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■児童期まではボディタッチをたくさんしてあげる

 子供と信頼関係を作るためにまずしてあげたいことは、ハグやなでなでなどのスキンシップだ。胸やおしりなどのプライベートゾーンは避けて、体に優しく触れてあげることで子供は安心感を得られる。もし、子供がボディタッチを嫌がった時には無理に触ろうとはせずに側にいてあげるだけでも良い。

 大切な人にタッチしてもらったり、大切なぬいぐるみを抱きしめたりすると、人の脳内にはオキシトシンという物質が出る。これは幸せホルモンとも呼ばれており、繰り返し発生すると「自分は生きていて良いんだ」という自己肯定感を育む。自己肯定感が高まると自分だけではなく相手も大切にできるようになる。そのため男の子であっても、たくさんハグやなでなでをしてあげてほしい。

■話を遮らずにしっかりと聞いてあげる

 小さい時には我儘や間違ったことも言うかもしれないが、子供の言うことは遮らずに最後まで聞いてあげよう。そしてまずは「そうだね」と共感してあげよう。話をしっかりと聞いてあげることによって、自分は愛されていると感じ信頼関係が生まれる。

 思春期になると「宿題やりたくない」などとボヤくこともあるかもしれない。しかし、その時に「時間を決めてやりなさい」などアドバイスをするのは避けた方が良い。まずは「やりたくないんだね」と共感して、アドバイスは求められた時だけにして静かに見守ってあげよう。

■ひとりだけ特別扱いしてあげる時間を作る

 兄弟がいると、子供ひとりひとりの話にゆっくりと耳を傾けてあげられないかもしれない。しかし、子供は自分だけ特別扱いされた時に、愛情を感じることができる。なので、下の子の世話で忙しかったとしても、少しの時間だけでもいいので上の子だけを見る時間を作ってあげよう。

 他の子が寝静まった時にゆっくり話を聞いてあげたり、ハグをしてあげたりするのも良い。愛情をしっかり受け取った子供は周囲の人も大切にすることができるようになる。タッチをして話をよく聞いてあげるという2つを守るだけでも、子供にはしっかり愛情が伝わるだろう。(記事:双風サキ・記事一覧を見る

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