福岡市青果市場跡の大型商業施設、九州初の「ららぽーと」に
2021年7月14日 17:36
福岡市博多区那珂の福岡市青果市場跡で整備が進められている大型商業施設の名称が「三井ショッピングパークららぽーと福岡」と決まった。三井不動産、九州電力、西日本鉄道が博多那珂6開発特定目的会社を設立して整備している施設で、ららぽーとの九州開業はこれが初めて。2022年春にオープンする予定。
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施設は約8万7,000平方メートルの敷地に建てられる鉄骨地下1階、地上5階建ての店舗棟、鉄骨地上7階建ての駐車場棟などで構成される。延べ床面積は立体駐車場を含めて約21万平方メートル。九州初進出のららぽーと福岡は、国内で17施設目になる。
出店する店舗は明らかにされていないが、ファッションから雑貨、飲食、エンターテイメントなど話題性の高い施設を集め、福岡市の新しい商業拠点とする計画。ファミリー層だけでなく、若者やシニア層が好む店舗も集め、幅広い世代が楽しめる商業施設を目指す。駐車場は約3,000台分を用意する。
ららぽーと福岡には、子どもを対象とした職業・社会体験施設の「キッザニア」、アナログのおもちゃを展示する体験型ミュージアムの「おもちゃ美術館」が登場する。ともに九州へは初進出となる。
このうち、キッザニア福岡は実物の3分の2の大きさの街並みに企業が出展したパビリオンが並び、約100種類のサービスや仕事を体験できる。開業は少し遅れて2022年夏の予定。福岡おもちゃ美術館は、木育おもちゃやボードゲーム、福岡県の伝統玩具など約8,000点を展示。約200人のおもちゃ学芸員を養成してオープンに備える。
敷地内には、フットサルコートやテニスコート、スポーツ公園などを整備し、地域の住民らがスポーツを楽しめるようにするほか、家族で憩いのひとときを過ごせる広場も設ける。(記事:高田泰・記事一覧を見る)