Hameeは調整一巡、22年4月期増収増益予想
2021年7月9日 09:09
【日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部】
Hamee<3134>(東1)は、EC事業者支援のSaaS型プラットフォーム事業、スマホ・タブレット向けアクセサリー販売のコマース事業を展開している。22年4月期増収増益予想としている。収益拡大基調だろう。株価は上値を切り下げる形でやや軟調だが、調整一巡して出直りを期待したい。
■プラットフォーム事業、コマース事業を展開
ECサイト運営自動化支援のネクストエンジンによるEC事業者支援およびコンサルティングのプラットフォーム事業、スマホ・タブレット向けアクセサリー販売のコマース事業(卸売、EC小売)を展開している。さらに新規事業として、ふるさと納税支援サービス、小学生向け見守りモバイル端末Hamic POCKETや、エシカルネットショップのRUKAMOなども展開している。
21年4月期末時点のネクストエンジン契約社数は20年4月期末比742社増加の4739社、21年4月期のネクストエンジンを通じた取引の年間受注処理金額総額は20年4月期比30.8%増の9444億円となった。22年4月期末にはネクストエンジンの契約社数5500社超を目標としている。
■22年4月期増収増益予想
22年4月期の連結業績予想は、売上高が21年4月期比13.2%増の140億円、営業利益が3.2%増の22億50百万円、経常利益が4.6%増の22億48百万円、親会社株主帰属当期純利益が3.6%増の16億12百万円としている。
セグメント別の計画はプラットフォーム事業が19.2%増収で10.1%増益、コマース事業が8.5%増収で2.1%増益、その他が112,8%増収で8.4%減益としている。
EC市場の拡大も背景として主力のコマース事業が堅調に推移し、ネクストエンジンのプラットフォーム事業は契約社数の増加でSaaS型従量課金の売上が大幅伸長する見込みだ。収益拡大基調だろう。
■株価は調整一巡
株価は上値を切り下げる形でやや軟調だが、調整一巡して出直りを期待したい。7月7日の終値は1432円、時価総額は約233億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)