ポルシェジャパン、新型ポルシェ911GT3ツーリングパッケージ販売開始
2021年6月21日 08:09
ポルシェジャパンは新型「911 GT3ツーリングパッケージ」の予約受注を全国のポルシェ正規販売店にて開始すると発表した。
911 GT3ツーリングパッケージは性能を誇示することなく、控えめなデザイン表現を好む“通のための機”高性能アスリートマシーンだ。最高出力375kW(510PS)のパワフルな7代目GTモデルは、絶大な人気を誇った先代の装備パッケージをオーダーして注文することができる。重量1418kgと軽量な純粋主義の911 GT3には、6速GTスポーツマニュアルギアボックスが標準装備される。加えてツーリングパッケージに初めて、追加料金なしで7速PDKデュアルクラッチトランスミッションを組み合わせることができる。
エクステリアにおける通常の911 GT3との最も大きな違いは、固定式リヤウイングの削除だ。自動展開するリアスポイラーが、控えめな表現で高速走行時に必要なダウンフォースを約束します。
フロントエンドは、エクステリアカラーと同色にフル塗装され、特にエレガントなブラックのエクステンデッドレザーアイテムを使用したインテリアは、911 GT3ツーリングパッケージ仕様車専用だ。ダッシュボード前部とドアトリムパネル上部セクションには、特殊エンボス加工が施されている。
「ツーリングパッケージ」という名前は、1973年モデルの911カレラRSが最初だ。ポルシェは2017年に再びこのアイデアを復活させて、先代の911 GT3にツーリングパッケージ仕様の提供を開始した。それ以来このバージョンは、控えめな表現とクラシックなドライビングプレジャーに対する大きな情熱を備えたトップクラスのスポーツカーとして愛好家たちを魅了してきた。
高回転型水平対向6気筒NAエンジンは、“GT3 touring”ロゴが入ったユニークなデザインのリアリッド下に配置。サイドウインドウとスポーツエグゾーストシステム、テールパイプのトリムストリップはシルバーだ。オプションのエクステリアツーリングパッケージでは、これらのエレメントはサテングロスブラックで仕上げた。この場合は、ヘッドライトモジュールはダークティンテッド仕上げとなる。
911 GT3ツーリングパッケージは、インテリアにもクラシックスポーツの雰囲気を提供する。ステアリングホイールリム、ギア/セレクターレバー、センターコンソールカバー、ドアパネルアームレスト、およびドアハンドルがブラックレザーで覆われ、パーシャルレザーインテリアは、ブラックのステッチが特徴だ。
ポルシェはツーリングパッケージにおいても、911 GT3 設定のほぼすべてのオプション装備を提供する。エクステリアとホイールの全カラー、ポルシェダイナミックライトシステムおよびポルシェダイナミックライトシステム プラスを組み込んだLEDヘッドライト、各種アシストシステム、セラミックブレーキ(PCCB)、フロントアクスルリフトシステム、全てのシートバージョン、クロノパッケージ、オーディオシステムが含まれる。
新型911 GT3ツーリングパッケージ希望小売価格 は、6速MTおよび7速PDK仕様ともに、2296.0万円だ。なおハンドル位置はいずれも左右から選択可能である。(編集担当:吉田恒)