「入梅いわし」水揚げ拠点の千葉・銚子漁港で「伊東丸」の新型漁船が進水式

2021年6月19日 14:15

■年間水揚げ量10年連続で日本一

 昨年の銚子漁港(千葉県銚子市)の年間水揚げ量は、27万1840トン(前年比マイナス3%)と10年連続で日本一となった。銚子沖は国内有数の好漁場で、銚子漁港には全国から漁船が集まる一大水揚げ拠点となっている。

■旬の「入梅いわし」が豊漁!

 6~7月に取れる旬のマイワシは「入梅いわし」と呼ばれ、最も脂が乗って美味しく、とろける食感が何とも言えない。銚子観光協会によると、イワシ料理には、刺身、塩焼き、煮付け、佃煮以外にも「なめろう」「つみれ汁」「さんが焼き」「蒲焼き」など、さまざまな調理法があるとのことで、ホームページでは、食べられるお店などが紹介されている。

■巻き網漁船の「伊東丸」が進水式

 この時期、銚子漁港では、巻き網漁船が次々と水揚げのため入港する。そんな中、6月19日(土)に、2そう巻き網では最高のプロフェッショナル漁師が集まる「伊東丸」の新型漁船(8号船)の進水式が銚子漁港第一卸売市場で盛大に執り行われた。

 「銚港神社」の神主様による御祈祷を受けた後、大漁旗をなびかせながら出港。利根川河口と太平洋を望む「川口神社」の前で御神酒を海に注いで大漁と海上の安全を祈願した。帰港後は「樽酒鏡開き」と船上からの「お餅投げ」が行われ、笛や太鼓で市場は盛り上がった。(情報提供:日本インタビュ新聞社)

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