原作・村上春樹/主演・西島秀俊『ドライブ・マイ・カー』新たな場面写真19点公開

2021年6月11日 09:25

 8月20日(金)より全国公開される映画『ドライブ・マイ・カー』の新たな場面写真19点が、一挙公開された。原作は『神の子どもたちはみな踊る』『ノルウェイの森』などの映画化も記憶に新しいベストセラー作家・村上春樹。主演は話題作には事欠かない人気俳優・西島秀俊だ。

【こちらも】西島秀俊主演作「ドライブ・マイ・カー」、カンヌのコンぺ部門に出品決定

■映画のあらすじ

 「今晩帰ったら少し話せる?」夫にそう告げたその夜、妻は突然亡くなった。愛する妻を失い喪失を抱えたまま生きる家福。2年後、演劇祭に亡き妻との記憶が刻まれた愛車で向かった家福は、ある過去をもつ寡黙な専属ドライバーのみさきと出会う。妻の秘密をたどる先に、孤独な2人が見つけたものとは―。

■主人公・家福の様々な側面など計19点の場面写真を一挙公開

 今回新たに公開される場面写真は全部で19点だ。主人公・家福(西島秀俊)の演出家としてのシリアスな姿、一方で舞台俳優として付け髭にジャケットというスタイルで戯曲を演じる姿など。家福の様々な側面を見ることが出来る。

 家福の愛車であり亡き妻・音(霧島れいか)との記憶が刻まれた真紅の「サーブ」を切り取った写真にも注目したい。物語のキーパーソンである俳優の高槻(岡田将生)が意味深な表情で車内を覗き込むショット。音がどこか気がかりな表情で運転席の家福と会話するショットなどが多数公開されている。

■第74回カンヌ映画祭コンペティション部門への出品決定

 毎年2週間に渡りフランスで開催されるカンヌ国際映画祭。当映画祭はヴェネツィア国際映画祭、ベルリン国際映画祭と並ぶ世界3大映画祭の1つだ。

 カンヌ国際映画祭では公式選出で選ばれた映画のみがコンペティション部門にノミネートされる。そこで初めて最高賞であるパルム・ドール賞を競う権利が与えられるのだ。今回『ドライブ・マイ・カー』は日本映画として唯一、コンペティション部門に選出。日本公開を前に海外からも大きな注目を集めている傑作だ。(記事:中本花・記事一覧を見る

関連記事

最新記事