川崎重工、世界初の液化水素運搬船「すいそ ふろんてぃあ」を公開
2021年5月27日 09:33
川崎重工業は24日、世界初の液化水素運搬船「すいそ ふろんてぃあ」を報道陣向けに公開した。この船は液化水素を運用するための船で、全長116メートル、総トン数は約8千トン。液化水素を-253℃のまま移送する技術ことが可能。冷却して液化することにより、体積を800分の1に減らして大量輸送を行えるとしている(NHK、産経新聞、HySTRA)。 輸送可能な液化水素は1250立方メートルで、燃料電池車1.5万台分に相当するとされる。6月ごろから国内で液化水素の輸送に関する試験を行った後、年度内にオーストラリアに設置された褐炭ガス化・水素精製実証設備「J-POWERラトローブバレーサイト」で生成された水素を日本に輸送する実証実験を始めるとしている。