「漁港の肉子ちゃん」主題歌「イメージの詩」映画版MV公開

2021年5月26日 17:39

 劇場アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』が6月11日に公開される。それに先駆けて、稲垣来泉が歌う主題歌「イメージの詩」の映画版ミュージックビデオが公開された。

■母娘愛を感じる奇跡のハートフルコメディ映画

 劇場アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』は、明石家さんまが企画・プロデュースする映画だ。原作は直木賞受賞作家・西加奈子のベストセラー小説『漁港の肉子ちゃん』。アニメーション制作は『映画 えんとつ町のプペル』で大ヒットを放ったSTUDIO4℃が手掛ける。

 パワフルで食いしん坊の母・肉子ちゃんと、冷静で大人びている娘・キクコは2人家族で、住んでいるのは漁港の船。肉子ちゃんは情に厚くて惚れっぽいので、すぐに男に騙されてしまい、年頃の娘のキクコは、そんな母のことを最近ちょっと恥ずかしく思っている。そんな共通点のない母娘の秘密が明らかになるとき、最高の奇跡が訪れる――。

 肉子ちゃんは大竹しのぶが、キクコはCocomiが声優を務め、その他にも花江夏樹や下野紘など、人気声優・俳優陣が声で登場する。

■主題歌「イメージの詩」映画版ミュージックビデオ解禁

 今回解禁されたミュージックビデオは、肉子ちゃんの明るく情に厚い性格にフォーカスした映像から始まる。若き日の肉子ちゃんは、男に騙され目が飛び出るほどの借金を背負わされても、ポジティブで笑顔を絶やさない。

 そこから月日が流れ、肉子ちゃんとキクコがたどり着いた漁港の町に場面は変わる。温かい漁港の町の人々や、2人の溢れる母娘愛。そして稲垣来泉による「イメージの詩」のあどけなく力強い歌声によって、思わず胸を打たれる。

 それと同時に、2人にどんな秘密が隠されているのか。キクコの悩むような表情などから、物語の展開も気になるミュージックビデオとなっている。

 主題歌「イメージの詩」は吉田拓郎のデビュー作で、映画をプロデュースする明石家さんまが「人生の教科書」と言い切る1曲。吉田拓郎は、「心の底から『素晴らしい』。今回の『時を超えた奇跡的なレコーディング』に震えました。頬をつたわる涙を僕は『ぬぐう事すら忘れて聴き入りました』」とメッセージを寄せている。

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