ホンダ、好きな新車にオールインワンの月額定額で乗れる「楽まる」開始
2021年5月26日 17:20
ホンダは25日、新たな月額定額金融商品として「楽らくまるごとプラン（略称:楽まる）」の取扱いを開始すると発表した。車両代、税金、メンテナンスなど、車を所持する際にかかる基本的な費用がすべて月額料金に含まれるオールインワンスタイルの商品だ。
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■楽まるの概要
楽まるは、個人ユーザーが新車を月額定額で乗ることが出来る商品だ。オプション選択も可能で、申し込みは店頭で行う必要がある。
契約期間は車検に合わせた期間となり、3年、5年、7年から選択できる（軽貨物車両は4年もしくは6年）。月間走行距離も1,000kmコースまたは1,500kmコースから選ぶ。
■契約から満了まで
契約は店頭で行う。頭金は不要だが、頭金やボーナス払いの設定も可能となっている。月額費用には、車両台だけでなく税金やメンテナンス費用も含まれたオールインワンとなり、残価設定がされた状態で支払いが開始される。ただし、7年契約の場合には残価設定がない。
契約期間中はメンテナンスの追加費用を払う必要がなく、延長保証に関しても3年間のメーカー保証が終了した後であっても同程度の保証が受けられる。自動車保険についても東京海上、損保ジャパン、三井住友海上であれば加入でき、現在の等級を引き継ぐことも可能。事故を起こしたとしても保険料は変わらない。契約期間中にライフスタイルが変わることもあるため、中途解約金を支払えば、別の新車に乗り換えることも可能となっている。
契約満了後は、契約年数により選択肢は変化する。3年契約の場合は、乗換、返却、買取の3つから選べ、5年の場合は、前述の3点に加えて、延長（2年間）が可能。7年の場合は、乗換、返却、クルマをもらうの3つから選択可能。クルマをもらう場合は、名義変更などにかかる費用はユーザーの負担となる。なお軽貨物車両は、4年満了時の選択肢は乗用車の5年、6年満了時は乗用車の7年と同じとなる。
■対象車両
対象車両は、ホンダで取扱っている新車となり、発売から約1カ月で3万2,000台を受注した新型「ヴェゼル」も含まれる。ただし、NSX、N-VAN（G/L）、アクティ・トラック、アクティ特装車シリーズ、運転補助装置車両（純正品・社外品いずれも）、Honda e、クラリティ PHEV、レジェンド Honda SENSING Eliteは楽まるの対象外となっている。
例えば、「VEZEL e:HEV Z」の場合で見ると、車両価格は289万8,500円（価格はいずれも消費税込）。 3年契約を選択した場合は、支払回数は36回となり、税金やメンテナンスなどの費用を含んだ月額金額は5万370円となっている。（記事：キーパー・記事一覧を見る）