アルインコは続落も「おうちジム」人気再燃期待に増収益転換業績がオンし下値買いも一法

2021年5月14日 20:07

 アルインコ<5933>(東1)は、今年1月6日以来の安値水準となったことから、3月19日につけた年初来高値1105円に肉薄していた同社株にも目先の利益を確定する売り物が続いていた。ただ下値は、25日移動平均線で下げ渋る動きもみせており、東京都、大阪府などに再々発出されていた緊急事態宣言が、5月31日まで延長され、同社が住宅機器関連事業で展開するフィットネス製品に「おうちジム」関連株人気が、再燃するとも期待され押し目買いも一法となりそうだ。同社は、今2022年3月期についてフットネス製品は一時的に踊り場になると保守的にみているが、それでも業績そのものは増収増益転換を予想、市場コンセンサスを上回っていることも、ポジティブに見直される展開も有力になる。

■電動ウォーカー、フィットネスバイクなどで「おうちジム」製品を網羅

 同社のフィットネス製品は、電動ウォーカー、フィットネスバイク、マッサージ器、エクササイズボールなど幅広く展開、「おうちジム」を網羅する製品構成となっている。売れ行きも、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う「巣ごもり需要」で好調に推移し、住宅機器関連事業は、前2021年3月期に売り上げが前々期13.5%増の169億2500万円と続伸し、経常利益は同2.9倍の10億2900万円とV字回復した。今2022年3月期は、同製品が一時的に踊り場になるとして同事業の売り上げは前期比2.8%減、経常利益は同28.9%減としているが、それでも全社的な業績は、主力の建設機材関連事業の売り上げが、新型足場「アルバトロス」の市場シェア拡大などで前期比8.0%増、経常利益が同13.6%増と伸びてカバーする。

 このため今2022年3月期業績は、売り上げ560億3000万円(前期比5.0%増)、営業利益29億9000万円(同17.0%増)、経常利益30億8000万円(同7.2%増)、純利益20億1000万円(同20.8%増)と増収増益転換を予想、純利益は、市場コンセンサスを4億円超上回る。フィットネス機器が、緊急事態宣言の延長で「巣ごもり需要」を再燃させるようなら、前2021年3月期業績と同様に上方修正の可能性も出てくる。なお配当は、年間40円(前期実 アルインコ<5933>(東1)は、今年1月6日以来の安値水準となったことから、3月19日につけた年初来高値1105円に肉薄していた同社株にも目先の利益を確定する売り物が続いていた。ただ下値は、25日移動平均線で下げ渋る動きもみせており、東京都、大阪府などに再々発出されていた緊急事態宣言が、5月31日まで延長され、同社が住宅機器関連事業で展開するフィットネス製品に「おうちジム」関連株人気が、再燃するとも期待され押し目買いも一法となりそうだ。同社は、今2022年3月期についてフットネス製品は一時的に踊り場になると保守的にみているが、それでも業績そのものは増収増益転換を予想、市場コンセンサスを上回っていることも、ポジティブに見直される展開も有力になる。

■電動ウォーカー、フィットネスバイクなどで「おうちジム」製品を網羅

 同社のフィットネス製品は、電動ウォーカー、フィットネスバイク、マッサージ器、エクササイズボールなど幅広く展開、「おうちジム」を網羅する製品構成となっている。売れ行きも、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う「巣ごもり需要」で好調に推移し、住宅機器関連事業は、前2021年3月期に売り上げが前々期13.5%増の169億2500万円と続伸し、経常利益は同2.9倍の10億2900万円とV字回復した。今2022年3月期は、同製品が一時的に踊り場になるとして同事業の売り上げは前期比2.8%減、経常利益は同28.9%減としているが、それでも全社的な業績は、主力の建設機材関連事業の売り上げが、新型足場「アルバトロス」の市場シェア拡大などで前期比8.0%増、経常利益が同13.6%増と伸びてカバーする。

 このため今2022年3月期業績は、売り上げ560億3000万円(前期比5.0%増)、営業利益29億9000万円(同17.0%増)、経常利益30億8000万円(同7.2%増)、純利益20億1000万円(同20.8%増)と増収増益転換を予想、純利益は、市場コンセンサスを4億円超上回る。フィットネス機器が、緊急事態宣言の延長で「巣ごもり需要」を再燃させるようなら、前2021年3月期業績と同様に上方修正の可能性も出てくる。なお配当は、年間40円(前期実績38円)と増配を予定している。

■PER9倍、PBR0.7倍、配当利回り3.9%とバリュー株妙味満載

 株価は、年初来安値910円から今年3月に期末の高配当利回り買いと「巣ごもり需要」関連株人気が相乗して同高値1105円まで急伸し、いったん976円と調整したが、前期業績の上方修正、今期業績の増収益転換予想と続いて1000円大台を回復、大台固めを続けてきた。PERは9倍台、PBRは0.70倍、配当利回りは3.98%とバリュー株妙味満載であり、年初来高値抜けから昨年1月高値1288円を目指そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)績38円)と増配を予定している。

■PER9倍、PBR0.7倍、配当利回り3.9%とバリュー株妙味満載

 株価は、年初来安値910円から今年3月に期末の高配当利回り買いと「巣ごもり需要」関連株人気が相乗して同高値1105円まで急伸し、いったん976円と調整したが、前期業績の上方修正、今期業績の増収益転換予想と続いて1000円大台を回復、大台固めを続けてきた。PERは9倍台、PBRは0.70倍、配当利回りは3.98%とバリュー株妙味満載であり、年初来高値抜けから昨年1月高値1288円を目指そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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