注目銘柄ダイジェスト(前場):しまむら、アミタHD、フェスタリアなど

2021年4月6日 12:23


*12:23JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):しまむら、アミタHD、フェスタリアなど
エムスリー<2413>:7969円(-45円)
一時大幅反発も下げに転じる。新型コロナウイルスのワクチン接種を担う医師を全国の自治体に紹介するサービスを開始すると報じられている。12日には高齢者への接種が始まるなか、人手不足が指摘されていることに対応する。自社サイトを通じて全国の9割の医師とつながっている強みが改めて評価されているようだ。ただ、本日は半導体製造装置などグロース株が伸び悩んでおり、同社も上値での戻り売りに伸び悩む展開となっている。


ビックカメラ<3048>:1296円(+61円)
大幅続伸。前日に業績予想の修正を発表している。上半期営業利益は従来予想の50億円から102.5億円、前年同期比33.7%増に、通期では150億円から177億円、前期比46.7%増に、それぞれ上方修正している。巣ごもり需要やテレワーク需要などで郊外型のコジマが好調であったほか、日本BS放送も伸長したようだ。第1四半期は2ケタ減益であったため、上半期の上方修正幅は想定以上との見方が先行。


キユーピー<2809>:2690円(+167円)
大幅続伸。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は63.2億円で前年同期比23.9%増益、通期では前期比6.7%減益の減益計画であり、想定以上の好スタートと捉えられている。市場コンセンサスも10億円強上回ったとみられる。緊急事態宣言再発出により市販用商品の販売が想定以上に好調であったほか、一般経費なども抑制できたもよう。今後は原材料価格の上昇が見込まれるものの、通期コンセンサスは切り上がる方向とみられる。


しまむら<8227>:11870円(-1010円)
大幅反落。前日に21年2月期の決算を発表、営業利益は380億円で前期比65.4%増益となり、3月15日の上方修正水準で着地している。一方、22年2月期見通しは386億円で同1.6%増と増益率は鈍化する見通しになっている。ほぼコンセンサス水準ではあるが、ここ1カ月で株価は大きく上昇しており、期待感が先行していたとみられる。また、24年2月期までの中期計画を発表、営業利益は493億円を見込んでいる。


神戸鋼<5406>:754円(+26円)
大幅続伸。前日に業績予想の上方修正を発表している。経常損益は従来の100億円の赤字から60億円の黒字に増額修正。半導体不足による自動車減産リスクが実現しなかったこと、円安に伴う建設機械などの損益改善、電力需給のひっ迫に伴う送電量の増加などが上振れの背景。市場コンセンサスは赤字であったこと、配当金も無配計画から5円に引き上げていることなどで、ポジティブな反応が強まる形になっている。


フェスタリア<2736>:1720円 カ -
ストップ高買い気配。21年8月期第2四半期累計(20年9月-21年2月)の営業損益を従来予想の1.35億円の黒字から2.67億円の黒字(前年同期実績1.61億円の赤字)に上方修正している。高付加価値商品が堅調に推移し、売上総利益率が3.0ポイント上昇したことに加え、販売効率の向上や販管費の減少で利益が押し上げられる見込み。通期予想(2.80億円の黒字、前期実績4.98億円の赤字)は先行きが不透明として据え置いた。


アミタHD<2195>:3800円(+500円)
年初来高値。大平洋金属<5541>と資本業務提携契約を締結すると発表している。大平洋金属はアミタHD株38万8000株(議決権所有割合33.19%)を主要株主から1株当たり2690円で取得し、筆頭株主となる。業務提携ではニッケル循環調達モデルの構築のほか、サーキュラーエコノミーを軸とした新規共同事業による持続的な収益源の拡大、カーボン・ゼロ社会実現に向けた新規事業開拓などで協業する。


弁護士コム<6027>:9300円(+180円)
大幅に反発。Web完結型クラウド契約サービス「クラウドサイン」が富士通<6702>が提供する契約管理システム「ContractEyes」と5日からシステム連携を開始したと発表している。ContractEyes上で契約審査した案件をクラウドサインに連携させて電子契約できる。契約締結後は契約内容をContractEyesに自動的に取り込めるため、システム利用者が電子契約を効率的に管理・運用し、契約管理業務の負荷を軽減できるとしている。《ST》

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