映画『17歳の瞳に映る世界』少女たちの勇敢な旅路を描く、ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞
2021年4月2日 08:53
映画『17歳の瞳に映る世界』が、2021年7月にTOHOシネマズ シャンテ他にて全国ロードショー。
■バリー・ジェンキンスら製作陣による映画
『ムーンライト』や『ビール・ストリートの恋人たち』を手掛けたバリー・ジェンキンスら製作陣による映画『17歳の瞳に映る世界』は、少女たちの勇敢な旅路を描いた作品。10代の<中絶>という辛い選択をひとつのテーマに、17歳の少女の瞳に映るこの世界を瑞々しく描き出している。
■ベルリン国際映画祭で銀熊賞受賞
そんな本作は、第70回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞するなど世界中の映画祭を席巻。さらに、主人公・オータムを演じたシドニー・フラニガンは、本作が長編映画デビューでありながら、第86回ニューヨーク映画批評家協会主演女優賞や第41回ボストン映画批評家協会主演女優賞に輝くなど、早くも注目を集めている。
■監督・脚本は新進気鋭女性監督エリザ・ヒットマン
監督・脚本を務めたのは、性的アイデンティティに悩む青年を描いた『ブルックリンの片隅で』で2017年サンダンス映画祭監督賞を受賞した、新進気鋭の女性監督エリザ・ヒットマン。誰もが言葉に出せないままに直面している苦しみや生きづらさ、それでも支えてくれる友人というかけがえのない存在を描いた珠玉の十代の物語を、是非シアターで鑑賞してみてはいかがだろう。
■あらすじ
主人公・オータムは、友達も少なく、目立たない17歳の高校生。ある日、オータムは自身が予期せず妊娠していたことを知るが、地元・ペンシルベニアでは未成年者は両親の同意がなければ中絶手術を受けることができない。そんな中、同じスーパーでアルバイトをしている従妹であり親友でもあるスカイラーが、オータムの異変に気付いて金を工面し、ふたりで中絶に両親の同意が必要ないニューヨークへと向かう。
■作品詳細
『17歳の瞳に映る世界』
監督・脚本:エリザ・ヒットマン
出演:シドニー・フラニガン タリア・ライダー セオドア・ペレリン ライアン・エッゴールド シャロン・ヴァン・エッテン
製作総指揮:ローズ・ガーネット、バリー・ジェンキンス
音楽:ジュリア・ホルター
2020年/アメリカ/101分/ユニバーサル作品
配給:ビターズ・エンド、パルコ
原題:Never Rarely Sometimes Always