映画『Summer of 85』フランソワ・オゾン最新作、美しき少年たちのひと夏の初恋物語

2021年3月28日 20:32

 映画『Summer of 85』が2021年8月20日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマほか全国の劇場で順次公開される。

■少年たちの人生を変えた“ひと夏の初恋物語”

 1985年夏のフランス、進路に悩む労働者階級の16歳の少年アレックス(フェリックス・ルフェーヴル)は、自然体で飄々とした18歳のダヴィド(バンジャマン・ヴォワザン)と出会い惹かれ合う。アレックスにとってはこれが初恋だった。互いを愛おしく想い合う中、ダヴィドの提案で「どちらかが先に死んだら、残された方はその墓の上で踊る」という誓いを立てることに。しかし、ダヴィドの不慮の事故によって恋焦がれた幸せな日々は突如終わりを迎える。悲しみと絶望に暮れ、生きる希望を失ったアレックスだったが、ダヴィドと交わした誓いが彼を突き動かす──。

■監督・脚本はフランス映画界の巨匠フランソワ・オゾン

 映画『Summer of 85』の監督・脚本を務めるのは、世界三大映画祭の常連にして、世界中から新作を待ち望まれているフランス映画界の巨匠フランソワ・オゾン。同作品は、オゾン自身が17歳の時に出会い、深く影響を受けたというエイダン・チェンバーズの小説「Dance on my Grave」(おれの墓で踊れ/徳間書店)を映画化したものだ。

また、刹那の恋に燃える美しき少年2人には、フェリックス・ルフェーヴルとバンジャマン・ヴォワザンが抜擢。いずれも、オゾン自らオーディションで見出した注目の新鋭俳優だ。

■世界の名だたる映画祭で高い評価を獲得

 色鮮やかでノスタルジックな映像美とTHE CUREの「In Between Days」を始めとした80年代のヒットソングが彩りを添える本作は、世界の名だたる映画祭で高い評価を獲得。第73回カンヌ国際映画祭ではオフィシャルセレクションに選出され、第15回ローマ国際映画祭では観客賞を受賞、さらに第46回セザール賞では作品賞や監督賞など12部門にノミネートされた。

■作品詳細

 映画『Summer of 85』
公開日:2021年8月20日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマほか全国順次公開
監督・脚本:フランソワ・オゾン
出演:フェリックス・ルフェーヴル、バンジャマン・ヴォワザン、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、メルヴィル・プポー
配給:フラッグ、クロックワークス【PG-12】
原題:Ete 85/英題:Summer of 85

<ストーリー> 
セーリングを楽しもうとヨットで一人沖に出た16歳のアレックス。突然の嵐に見舞われ転覆した彼を救助したのは、18歳のダヴィド。二人は急速に惹かれ合い、友情を超えやがて恋愛感情で結ばれる。アレックスにとってはこれが初めての恋だった。互いに深く想い合う中、ダヴィドの提案で「どちらかが先に死んだら、残された方はその墓の上で踊る」という誓いを立てる二人。しかし、ダヴィドの不慮の事故によって恋焦がれた日々は突如終わりを迎える。悲しみと絶望に暮れ、生きる希望を失ったアレックスを突き動かしたのは、ダヴィドとあの夜に交わした誓いだった─。

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