聖火リレーがスタート 五輪気運高めてと菅首相
2021年3月26日 08:09
菅義偉総理は25日福島を起点に「聖火リレー」がスタートしたことを受け、記者団に「オリンピック・パラリンピック大会が近づいてくることを国民に実感してもらえる貴重な機会。それぞれの地域で機運を高めていただきたい」と語った。
菅総理は「安全・安心な大会にするために新型コロナウイルス感染症の感染防止を徹底し、東京都・大会組織委員会・IOCと連携しながら進める」とした。
また菅総理は「新型コロナウイルス感染症に対し、地域ごとに注視し、それぞれの自治体と連携しながら万全の態勢で臨んでいきたい」と述べた。
緊急事態宣言解除後、東京都でリバウンドが懸念される状況になっていることに関して、菅総理は「新型コロナウイルス感染症対策に万全を期し、それぞれの地域と連携しながら感染拡大防止を徹底し、(五輪・パラリンピックは)安全・安心の大会にしていきたい」と強調した。
大会組織委員会の橋本聖子会長は前日「この121日間のリレーは全国を巡ります。『希望の道を、つなごう。』というコンセプトを体現するように、行く先々に人々に希望、元気、力が届くことを願っています」とのコメントを発表。
橋本会長は「コロナ禍で人と人の繋がりが分断されたような今の時代に、聖火が1万人のランナーで繋がれていきます。聖火リレーは参加するランナーだけでなく、受け入れていただく地元の皆さまにとっても、安全最優先で進めてまいります。スタッフの健康・行動管理の徹底はもちろん、沿道およびセレモニー会場の観客の密集回避にあたっては全国の自治体とも緊密に連携し、万全の体制で運営してまいります」と安全・安心できるものにすることを強調している。(編集担当:森高龍二)