映画『Arc アーク』主演・芳根京子 - 不老不死が生み出す未来の先にあるものは?
2021年3月10日 17:20
石川慶監督による映画『Arc アーク』が、2021年6月25日(金)より公開となる。
■ケン・リュウの原作『円弧』と、オリジナルストーリー
ケン・リュウは、2011年に発表した短編「紙の動物園」で、ネビュラ賞、ヒューゴー賞、世界幻想文学大賞の3大賞を制覇するという史上初の快挙を成し遂げたSF作家。今回の『Arc アーク』では、ケン・リュウの短編小説『円弧』をベースに、石川慶監督がオリジナルストーリーを融合させた。人類で初めて不老不死の命を得た女性の苦悩や、彼女の周囲の人々の幸せな生活を、独自の映像で表現する。
■豪華出演キャストが集結
■主人公・リナ(芳根京子)
不老不死の技術を世界で初めて受けたという女性。17歳で生まれたばかりの息子と別れ、放浪生活を送るが19歳にして、大手化粧品会社エターニティ社で、〈ボディワークス〉という仕事に就く。『Arc アーク』の主人公のリナ役は芳根京子。7歳から100歳を超えるまでの主人公の一生を演じた。
エマ(寺島しのぶ)
エターニティ社の責任者でリナの師。エターニティ社では、最愛の存在を亡くした人々のために、遺体を生きていた姿のまま保存できるように施術(プラスティネーション)するボディーワークスというサービスを提供している。
天音(岡田将生)
エマの弟かつ天才科学者。プラスティネーションの技術を発展させ「不老不死」を研究、そして完成させる。やがて天音はリナとともに「不老不死」の処置を受ける。
そのほかにも、倍賞千恵子、風吹ジュン、小林薫らが重要な役割を果たしていく。
■ 石川慶監督の新作
『Arc アーク』を手掛ける石川慶監督は、長編映画デビュー作『愚行録』がベネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門に選出され、海外でも高く評価される。国内では、『蜜蜂と遠雷』で毎日映画コンクール監督賞、報知映画賞作品賞、日本アカデミー賞優秀作品賞などを受賞した。
■『Arc アーク』あらすじ
エマのもとで”ボディワークス”という仕事に就くこととなったリナ。”ボディワークス”とは、最愛の人を亡くした者たちのため、遺体を生前の状態のまま保存する仕事だった。エマの弟・天音はこの技術を発展させ、不老不死を完成。そしてリナは不老不死の技術を受けた世界初の女性となり、永遠の命を得る。その後、世界は、不老不死が当たり前となり、人類は二分化。同時に混乱と変化を産み出していった。果たして不老不死が生み出した未来の先にリナが見たものとは何か?
作品詳細
『Arc アーク』
公開時期:2021年6月25日(金) 全国ロードショー
監督:石川慶
出演:芳根京子、寺島しのぶ、岡田将生、清水くるみ、井之脇海、中川翼、中村ゆり、倍賞千恵子、風吹ジュン、小林薫
原作:ケン・リュウ「円弧」
脚本:石川慶、澤井香織
製作:映画『Arc』製作委員会
配給:ワーナー・ブラザーズ映画