フォルクスワーゲン最小SUVの「T-Cross」、本格販売開始

2021年3月6日 17:21

 フォルクスワーゲンは2日、同社最小のSUVであるT-Crossのカタログモデルを販売開始した。メーカー希望小売価格は「TSI Active」が278万円、「TSI Style」が303万円(価格はいずれも消費税込)。

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 T-CrossはSUVとしての力強さを残しながらも、機能性に優れたコンパクトなボディが特徴。全長4,115mm、全幅1,760mm、全高1,580mmというサイズ感で、小回りが利きやすい。2020年1月末には導入記念特別仕様車のみが先行発売されており、2020年中に8930台を売り上げ、輸入SUVの販売台数としては、2020年のトップを記録したという。

 今回、満を持してカタログモデルが登場し、T-Crossの活動が本格化する。エンジンは1.0L 3気筒のTSI型。これに7速DSGを合わせてきびきびとした走りを展開する。インタークーラー付きのターボも帯同しているため、1Lエンジンでもパワー負けしない走りを期待できる。最高出力は116PS、最大トルクは200Nmだ。

 T-Crossは、運転環境や安全技術も充実している。デジタルメータークラスター「Digital Cockpit Pro」により運転に必要な情報が見やすいことが特徴だ。加えて純正インフォテイメントシステム「Ready 2 Discover」では、ラジオや音楽の視聴など多岐にわたる通信機能を有し、快適な運転環境に貢献する。

 安全技術でも、先行車との距離を適切に保ちながらスピードを自動でコントロールする「アダプティブクルーズコントロール」をはじめ、運転中や駐車時を助ける機能がそろっている。運転初心者でも事故のリスクを抑えられる。

 前年の特別仕様の販売実績を見れば、今年はさらなる話題を呼びそうだ。

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