日本最大級の商業リゾート「ヴィソン」、三重県多気町で4月から順次開業へ
2021年2月26日 07:50
複合温泉リゾートのアクアイグニスと不動産運用のファーストブラザーズおよび、イオンタウン、ロート製薬で組織する三重故郷創生プロジェクトは、日本最大級となる商業リゾート施設「ヴィソン」を三重県多気町で4月29日にオープンする。今回のオープンは第1期となり、7月まで3段階に分けて順次開業、地方創生への貢献を目指す。
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整備場所は、多気町内で工事が進む伊勢自動車道・多気ヴィソンスマートインターチェンジに近い119ヘクタール。東京ドーム24個分の広大な敷地に四季を感じられるホテル、日本最大級の産直市場、温泉施設、有名料理人が手掛ける飲食店、オーガニック農園など約50店が出店する。多気ヴィソンスマートインターチェンジと直結されるが、スマートインターチェンジ直結の民間施設は全国初になるという。
第1期オープンの4月29日は多気ヴィソンスマートインターチェンジも同時に供用を始める予定。ミシュランガイド1つ星シェフの手島竜司氏が監修する産直市場「マルシェ・ヴィソン」がオープンする。松阪牛生産者による精肉店、鳥羽市の海女小屋も登場を予定している。さらに、パティシエの辻口博啓氏が監修するスイーツヴィレッジ、猿田彦珈琲のカフェがオープンする。
第2期オープンは6月5日。ロート製薬と三重大学が連携し、季節の薬草を活用したさまざまな薬湯がお目見えするほか、木材と森について学べる木と森の体験施設「キオンド」が開業する。
グランドオープンは7月20日を予定している。HISホテルホールディングスと住友林業の新会社による多様な宿泊施設が登場する。ホテルが155部屋、ヴィラが6棟、旅籠が40部屋を用意。和食文化と魅力の発信エリアにみそや醤油、出汁などのメーカーが集い、学んで体験できる蔵をオープンさせる。
このほか、包丁や鍋など料理文化の発信施設、美食の街として知られるスペイン・サンセバスチャン市で人気のバル3店が開業する。(記事:高田泰・記事一覧を見る)