電気事業連合会、国民への節電要請を実質解除へ
2021年2月24日 17:00
電気事業連合会(電事連)は先月、寒波や液化天然ガス(LNG)の供給不足から国民に節電要請を行っていた。この要請に関して電事連は19日に要請を実質的に解除する方針を発表した(電気事業連合会[PDF]、日経新聞)。 気温の上昇により電力需要の伸びも落ち着きを見せてきていること、発電用LNGについても安定供給に必要な水準まで回復したこと、加えて関西電力大飯発電所4号機が1月15日に稼働したことから、この冬は需給逼迫を回避できる見込みになったとしている。 今回、需給逼迫になった一因として、国内の電源構成の多くを火力発電所に依存しすぎた点が指摘されている。電事連の池辺和弘会長は会見で、あらゆる発電方式を活用することで安定供給を目指すとしている。