トヨタ、ミッドサイズセダン「カムリ」改良 洗練された内外装、先進安全機能も強化

2021年2月7日 16:24

 トヨタは、ハイブリッド専用車のミッドサイズセダン「カムリ」を一部改良し、販売を開始したと発表した。現行カムリは2017年に登場したTNGAベースで開発した、10世代目にあたるモデルで、日本国内ではハイブリッド専用車種という設定、全長4910mm×全幅1840mm×全高1445mm(WCグレード)、ホイールベース2825mmのミッドサイスFWDセダンだ。

 今回の改良では、内外装をより洗練されたスタイルへと進化。「WS」「WSレザーパッケージ」はよりスポーティに、「G」「Gレザーパッケージ」「X」はより華やかに、それぞれの個性を引き立てるスタイルとしたという。

 エクステリアでは、一部グレードを除いてフロントバンパーやヘッドランプ、リヤコンビネーションランプ、フロントロアグリル、アルミホイールなどのデザインを変更した。

 インテリアでは、インストルメントパネルなどの加飾を変更した。また、標準装備のディスプレイオーディオを8インチから9インチへサイズアップ。グレードにより設定色が異なる新規設定色プレシャスメタルほか、モノトーン5色、ツートーン2色を設定した。

 安全運転支援機構では、全車に最新の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を搭載するが、車線逸脱を避けるためのステアリング操作を支援する「レーントレーシングアシスト」を追加した。また、急病などにより運転の継続が困難になった場合に、自動的に車線内で減速、停車させる「ドライバー異常時対応システム」を採用。同時に追従走行システム「レーダークルーズコントロール」にはカーブ速度抑制機能を追加した。

 加えて、「プリクラッシュセーフティ」の検知対象に夜間の歩行者および昼間の自転車運転者を加え、交差点右折時の対向直進車・右左折時の対向方向から来る歩行者検知機能、緊急時操舵支援機能、低速時加速抑制機能を追加した。

 このほか、Xグレードを除いてパノラミックビューモニターをオプション設定した。新型の価格は348.5万円から467.2万円。(編集担当:吉田恒)

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