ルノー・ジャポン、メガーヌR.S.とメガーヌR.S.トロフィーの改良版 3月発売
2021年1月31日 17:47
ルノー・ジャポンは、モータースポーツで培ったノウハウと先進の技術により高レベルのパフォーマンスを発揮するメガーヌ・ルノースポールと、メガーヌ・ルノースポール・トロフィーを改良し、300psを発生するエンジンの搭載(メガーヌR.S.)、ローンチコントロールの採用 (メガーヌR.S.トロフィーMT)、走行モードをより細かく設定できるルノー・マルチセンスの装備など、走りのレベルを大きく引き上げ、3月4日から全国のルノー正規販売店で販売を開始すると発表した。
しなやかなでありながらダンピングの効いたサスペンションと、安心感のあるハンドリングが特徴のメガーヌR.S.に今回の改良で、メガーヌR.S.トロフィーと同じ最高出力300ps/6000rpm、最大トルク420Nm/3200rpmを発揮するMSP型・1.8リッター直列4気筒DOHC直噴ターボエンジンが搭載された。なお、ターボチャージャーにはF1でも使用されているセラミックボールベアリングシステムが取り入れられ、アクセルに対する応答性が向上しているという。
また、アクティブバルブにより排気音の音響特性を変化させるスポーツエキゾースト、滑りにくく耐久性に優れたナパレザー/アルカンタラステアリングといった走りの質を高める装備も充実し、ワインディングでのドライビングを心ゆくまで楽しめるモデルとなった。
コーナリングスピードの向上を目的にロールを抑えたシャシー、トルセンLSD、前輪アルミ製ハブ/鋳鉄製スリット入りブレーキディスクなど、クローズドコースでのスポーツドライビング性能を高めたメガーヌ R.S.トロフィーが、これまでは6速AT(EDC)モデルのみに搭載されていたローンチコントロールをMTモデルにも新たに搭載した。
足回りは、ダブルアクシス・ストラットサスペンション(DASS)と呼ぶシステムで、ストラットサスペンションに専用のアクスルを追加することで、急加速やステアリングに大舵角を与えた際のサスペンションの上下動に影響されることなく、常にタイヤの中心に荷重がかかり、正確なステアリング操作を可能にする。
改良モデルは、ルノー・マルチセンスにより、4コントロール(4輪操舵)を始めとする運転モードを、これまで以上に細かくカスタマイズすることが可能になった。電子制御アクチュエーターがリアタイヤの舵角を決めるタイロッドを動かし、リアタイヤを操舵する。リアタイヤの最大切れ角は2.7度だ。4コントロールによってシャープで正確なハンドリング性能が得られ、これまでにないスポーティでダイナミック、正確なコーナリングフィールをもたらす。
また、アダプティブクルーズコントロール(EDCモデルはストップ&ゴー機能付)、歩行者検知機能付アクティブ・エマージェンシーブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)など、先進の安全運転支援システムを新たに装備した。
価格はメガーヌ・ルノースポールが464.0万円、メガーヌ・ルノースポール・トロフィー(MT車)が494.0万円、メガーヌ・ルノースポール・トロフィー(EDC車)が504.0万円だ。(編集担当:吉田恒)