副業でアプリ開発 収益化のポイントは?
2021年1月25日 08:22
緊急事態宣言下で家にいる時間が増えた人もいるだろう。隙間時間を活用して、在宅でできる副業を検討している人も多いことだろう。本記事では、アプリ開発の副業と、その収益化のポイントについて紹介する。
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■アプリ開発の副業は高収入も狙える
現代人の生活に欠かせないスマートフォン。このスマホのアプリ開発も、魅力的な副業の1つだ。アプリ開発というと専門知識が求められ、何かとハードルが高いように感じるかもしれない。だが最近では、オンラインのプログラミングスクールも充実している。身近になったアプリ開発は、将来的なプログラマーへの転職の第1歩にもなるだろう。
アプリ開発の副業は、収入面でもかなり魅力的だ。求人ボックスの調べ(2020年12月発表)では、アプリエンジニアの平均年収は正社員で551万円。派遣社員でも、平均時給は2,652円になる。これがフリーランスとなると、さらに収入面が充実してくる。レバテックフリーランスの調べ(2020年11月発表)では、フリーランスのアプリエンジニア平均年収は912万円。最高年収は1,370万円で、最低年収でも540万円となっている。
昨今話題になることが多いDX(デジタルトランスフォーメーション)とは、我々の生活全般をデジタル化によってより良くする概念である。少なくとも、今後10年に渡りDXは日本社会を変えていくだろう。つまり、アプリ開発の副業には将来性もあるのだ。
アプリ開発の副業をするにあたって、雇用形態は段階的に引き上げるべきだ。業務委託契約から派遣社員、さらに正社員やフリーランスへと発展させていくのがおすすめだ。
■初心者はアプリ内広告での収益化がおすすめ
初心者にとって、アプリを1つ開発するだけでも大変な労力となる。だが、より大きな問題は、開発したアプリを収益化する方法だ。企業などから開発を請負う場合は別として、個人でアプリ開発を副業とするなら、売上がなければ収入を得られない。
アプリ開発を収益化するにはいくつか方法がある。有料ダウンロードは収益性がいいものの、ブランディングや知名度が不可欠なため、初心者には向かない。おすすめなのは、無料ダウンロードでアプリ内広告収入を得る方法だ。
便利な無料アプリは多数存在するが、これらの多くは広告によって収益化している。広告を除きたいユーザーに対しては、広告なしの有料版に誘導することも可能で、より収益性も上がる。また、アプリが高評価を得られれば、スポンサー収入のチャンスも出て来るだろう。他にもサブスクリプションなど、初心者にも選択しやすい収益化の方法がある。
個人でアプリ開発の副業をする場合、無数にあるアプリ市場に参入することになる。その中で競争を勝ち抜くには、同じジャンルの中で差別化を図るのが不可欠だ。既存アプリに対するユーザーの不満を解消し、その受け皿となるのである。
プログラマーとマーケティングを1人で行うわけだが、パッケージングされたビジネスで得られる知識やスキルも財産となるだろう。(記事:西島武・記事一覧を見る)