ウェルスナビ、預かり資産3500億円を突破 開始から4年半で
2021年1月24日 17:26
ウェルスナビは22日、同社が運営するロボアドバイザー「WealthNavi(ウェルスナビ)」の預かり資産が、3500億円を突破したと発表した。2016年7月にサービスを正式リリースして以来、約4年6カ月での達成となる。口座数は37万口座を突破している。
【こちらも】ロボアド資産運用のウェルスナビがマザーズ上場へ 老後資金対策の急先鋒に台頭
ウェルスナビは、投資初心者が守るべき3原則ともいわれる「長期・積立・分散」の資産運用を自動化しており、6~7のETF(上場投資信託)を通じて、世界約50カ国1万1000銘柄に分散投資する。モーニングスター社の調べによると、預かり資産、運用者数が最も多いロボアドバイザーとされている(2020年7月現在)。
また資産配分から発注、積立、リバランス、税金最適化までも全て自動で行うため、投資初心者でも安心して利用できるサービスとして、利用者を集めている。
ウェルスナビでは、20代~50代の働く世代でも手軽に資産運用ができるサービスも充実している。スマートフォンやパソコンから、5つの質問に答えるだけで、1人ひとりにあった運用プランを提案するという。運用開始後は、資産状況の確認や各種手続きなど、いつでもオンラインで可能としている。この他、AIによるアドバイス機能など多彩な機能を揃えている。
運用にかかる手数料は、預かり資産の1%のみとしている(ただし現金部分を除き、年率、税別)。預かり資産が3,000万円を超える部分は0.5%の割引手数料を適用。手数料とは別にETF保有コストは顧客が負担する。関連して、ウェルスナビのホームページでは、資産運用アルゴリズムを公開しており、だれでも閲覧可能である。
ロボアドバイザーによる運用は、ウェルスナビの他、楽天証券「楽ラップ」、マネックス証券「オンコンパス」、docomoとTHEO(テオ)が運営する「TEHO+docomo」などがある。いずれも、現役で働く世代でも簡単で使いやすい仕組みを展開している。(記事:大野 翠・記事一覧を見る)