英単語はイメージで覚える! ボキャビル(語彙増強)の効果的なやり方
2021年1月19日 08:19
今回は、英語学習において誰もが苦労するボキャビル(語彙増強)についてだ。単語力=英語力ではないとはいえ、やはりより多くの単語や表現を知っている方が有利なことは確かだ。そこで、効果的なボキャビルのメソッドについて考えてみよう。
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■自分にとって楽しい方法を選ぶ
具体的なメソッドを紹介する前に、まず強調しておくべきことがある。それは、自分が楽しめない方法で無理にやろうとしないことだ。ボキャビル1つとっても色々なメソッドがある。最近では優秀な語学学習用のアプリがいくつも登場しているので、それらを使ってゲーム感覚でボキャブラリーを増やしている人も多いことだろう。
しかし、ある人にとって楽しくて効果的な方法だからと言って、必ずしもそれが別の人にとってもよいとは限らない。「スマホの小さな画面では勉強する気にならない」という人もいるだろう。人によって合う・合わないは必ずあるものだから、まずは色々試してみて、自分がいちばんやっていて楽しいと感じる、少なくとも苦痛ではない方法を選んでほしい。
■Googleの画像検索を活用
では、具体的なメソッドについてである。色々なやり方があると述べたように、これが絶対というわけではないが、一般的に言って、人は意味のない文字列よりビジュアルとしてイメージできるものの方が、覚えやすいことは確かだろう。そこで、ボキャビルにもぜひビジュアルイメージを取り入れてほしい。
「なぜかいつも間違える」「いつまでたっても覚えられない」というような記憶に残りにくい単語や表現は誰にでもあるだろう。そういう時は、ぜひその言葉をGoogleで画像検索してもらいたい。辞書的な抽象的な定義ではイメージしにくくても、具体的な絵と結びつけることで記憶に残りやすくなる。
具体的なモノの名前だけならともかく、視覚的に表現しづらい感覚的な言葉や抽象的な言葉はどうすればよいのだろうか。これもとりあえず画像検索してみよう。
たとえば、「disappointed」という単語を覚えたいとしよう。「がっかりして」とか「失望して」という意味ではあるが、「ボール」や「花瓶」といった物理的なモノのように、「これ!」というイメージがあるわけではない。しかし検索結果のなかには、きっと「disappointed」の状態にある人の姿があるはずだ。そこで、この単語とその人の表情とを結びつけて、そのイメージを脳裏に焼き付けるのである。
このように、覚えにくい抽象的な単語でも、まずは画像検索してみることをおすすめする。その意味に近い画像が見つかったら、印刷して自分の単語帳に貼り付けておくのもよい。必ずしも検索が必要なわけではないが、どんな方法であれ「イメージとセットで覚える」ことをボキャビルでは意識してもらいたい。(記事:ムロタニハヤト・記事一覧を見る)