2020年に発売された新車 注目の3車種は?

2021年1月4日 09:11

 2020年は世界的に暗い話題が多い年になったが、自動車業界に目を向ければ、印象的な変革が多かった。今回は2020年に登場したニューモデルから、自動車の歴史を変えそうな車を3種類ピックアップしよう。

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●その1: Honda e

 何といってもHonda eは、日本のEV業界のカギを握る存在だ。ホンダ初の量産EVというだけでなく、既存の人気車と一線を画す個性にも注目したい。丸型ヘッドライトを中心とした愛らしいビジュアルが、幅広い世代に愛されそうだ。

 スマートフォンさえあれば、離れた場所からHonda eを操作できる。エアコンやキー、充電管理、目的設定などさまざまな機能を使えて助かるだろう。車内でも8:3の横長ディスプレーを柔軟に操作できるなど、利便性も申し分ない。

●その2: トヨタ・ヤリス

 トヨタ・ヤリスは、従来のヴィッツから名前を変え、新たなモデルとして生まれ変わった。1.5Lハイブリッドシステムは、世界トップクラスの低燃費が特徴。そのうえコンパクトカーとしては力強い走行性能にも注目したい。

 「TNGAコンパクトパッケージ」に基づいた新しい骨格により、運転環境やコントロールのしやすさ、抜群の燃費性能を引き出している。運転環境からコンパクトカーの常識を変えようとしているのがヤリスだ。

●その3: ダイハツ・タフト

 タフトは従来の軽自動車のイメージを覆す見た目に注目だ。昔のオフロード系乗用車を思わせるような、重厚感あふれるビジュアルが印象に残るだろう。

 窓のスペースを極限までに広め、サンシェードで開放感を引き立てた前席の「クルースペース」もポイントである。後部座席のフレキシブルスペースはシートアレンジを柔軟にでき、座席を折りたたんだときの積載性にも定評がある。これまでの軽自動車にはない使いやすさがタフトのメリットだ。

 以上の3車種は、今後の自動車市場を占ううえで、特に注目したい。2021年にも新たなモデルが多数登場する見通しだが、Honda e、ヤリス、タフトはそれらにも負けない活躍を見せてくれるだろう。

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