東京オートサロン2021が中止に バーチャルオートサロンは1月15日に開催
2020年12月25日 18:23
東京オートサロン事務局は23日、日本全国で新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることを受け、2021年1月15日から17日の日程で開催を予定していた「東京オートサロン2021」の開催を中止すると発表した。
東京オートサロンは、1983年に開催された東京エキサイティングカーショーが始まりで、2021年は39回目となるはずだった。これまでの38年の歴史では、1度も開催が中止されたことはなかった。
現在、世界で猛威を振るう新型コロナウイルスは、日本でも感染者が増加傾向にあり、年末年始の行動自粛を呼びかける都道府県もあるなど、今回の中止決定はやむを得ないと言える。
東京オートサロンは、クルマ好きにとっては年に1度の楽しみなイベントであり、同時にカーチューナー達にとっても重要なイベントに位置付けられている。そのため、多くのファンが落胆したのは言うまでもないだろう。
しかし、落胆したのはファンだけでなく、この日のために準備してきたカーショップやチューニングショップも同様だ。クルマをカスタムするには長い時間がかかり、数カ月前からショーカーの準備をしている。
なお、1月15日午前9時から「バーチャルオートサロン」は予定通り無料で行われるため、そちらの動向を注視したい。
すでに購入したチケットの払い戻しは、今後公式サイトの「チケット」ページで案内するとしている。(記事:小泉嘉史・記事一覧を見る)