2020年を代表する英単語は何? 「Word of the Year」発表
2020年12月23日 18:56
世界的な辞書出版社やメディアなどが今年を代表する英語の単語を発表している。今回はオックスフォード出版、メリアム=ウェブスター出版、ニューヨーク・タイムズを紹介する。どのような英単語が選ばれたのだろうか。
【前年は】Oxford Dictionariesが選ぶ2019年を代表する言葉は「climate emergency」
■Word of the Year 2020, Merriam-Webster
メリアム=ウェブスター辞書が選んだ今年の言葉は「Pandemic」。他にはCoronavirus、Defund、Quarantineなど。まだまだ多数の言葉が載っている。
・Pandemic(感染症の世界的大流行)
・Coronavirus(コロナウィルス)
・Defund(出資を取り消す)アメリカでの白人警官による黒人男性への暴行死事件に関して使われた。
・Quarantine(隔離、隔離する)Covid-19感染症対策のためフランスとイタリアから広がった言葉。
■Word of the Year2020, Oxford Languages
イギリス英語の代表、オックスフォード出版による Word of the Year。2020年は選定できなかったとして未発表。その代わりにWords of an Unprecedented Year report、前例のない年間レポートを公開中。社会運動とソーシャルメディア 、科学技術とリモートワーキング、Covid-19関連ワードの3種類。ちなみに昨年、2019年の単語に選ばれたのは「climate emergency(気候の非常事態)」。
■The New York Times
ニューヨーク・タイムズでは、The 20 Phrases That Defined 2020として、今年を表現する20のフレーズを選んでいる。「Black Lives Matter・BLM(黒人の命も大切)」、 「Essential workers(医療従事者など不可欠な仕事についている人)」、 「Remote learning(リモート学習)」、 「Social distancing(人と人との距離の確保)」、「Zoom(オンライン会議)」、「Virtual happy hour(リモート飲み会)」など。
2020年ならではの英単語が並ぶWord of the Year。アメリカ方言学会・ADSの発表する北米ワード・オブ・ザ・イヤーの発表はこれから。イギリスとアメリカの今年の英単語を比較するのも興味深いだろう。(記事:鵜飼圭・記事一覧を見る)