アマン創業者手掛ける新旅館ブランド「アズミ」しまなみ海道 生口島に開業、銭湯&サウナ付宿泊施設も
2020年12月18日 17:34
アマンの創業者のエイドリアン・ゼッカよる新旅館ブランド「アズミ(Azumi)」が誕生。第1号となる旅館「アズミ 瀬戸田(Azumi Setoda)」が、2021年3月、しまなみ海道に位置する広島県尾道市瀬戸田町の生口島(いくちじま)にオープンする。
■アマンの創業者が手掛ける高級旅館ブランド「アズミ」
■位置するのは、“レモンの島”生口島
「アズミ 瀬戸田」は、サイクリングロードとして国際的に有名な「瀬戸内しまなみ海道」沿い、本州側から数えて3つ目に位置する生口島に位置する。古くから海上交通の玄関口として瀬戸田港を中心とした街並みが形成され、国宝三重の塔のある向上寺や耕三寺博物館、平山郁夫美術館などの歴史・文化施設、その背後にそびえる潮音山がある。
また、日当たりが良く、年間の降水量が少ない温暖な気候なので、柑橘の栽培も盛んな地。とりわけレモンについては、日本一の生産地としてその名を馳せ、“レモンの島”とも呼ばれている。
■「しおまち商店街」の入口に、新たな賑わいの拠点として
歴史・文化とみどりが融合する魅力的な地、そして“レモンの島”としての魅力を持つ一方で、空き家・空き店舗が増加し、町の空洞化が問題にもなっている。その課題解決に向け、アマンの創業者であるエイドリアン・ゼッカを創業メンバーとする「アズミ」が発足し、東京建物とともに、瀬戸田港から耕三寺にかけて繋がる地元の商店街「しおまち商店街」の入口に、新たな賑わいの拠点として旅館『アズミ 瀬戸田』を開業する。
■約140年の歴史を持つ古民家「旧堀内邸」を改装
「アズミ 瀬戸田」は、生口島・瀬戸田地区の古き良きまちなみのシンボルであり、長らく空き家となっていた約140年の歴史を持つ古民家「旧堀内邸」を活用し、日本の伝統建築の手法を用いて改装した旅館。計22室の客室に加え、庭園、あずまや、レストラン、バー、ラウンジなどで構成される。
また、新築の別棟として銭湯付帯型の宿泊施設「yubune」も同時に開業する。同施設には銭湯とサウナ、湯あがりラウンジ、計14室の客室が備わっており、地域と旅人に幅広く開かれる“旅籠”となる。
【詳細】
「アズミ 瀬戸田」
開業予定時期:2021年3月
場所:広島県尾道市瀬戸田町