ニコン、映像事業だけでなく半導体装置事業でもIntelリスクで苦しむ

2020年11月27日 08:49

カメラ事業が低迷していることで海外で大規模なリストラを行っているニコンだが、もう一つの柱である半導体製造装置事業でも先行きが不透明なことから苦しんでいるという。原因はIntelの不振。日経新聞によればニコンが販売している装置の7~9割がインテル向けであることから、Intel製CPUの新プロセス移行失敗がもろに響いてしまっているようだ(日経新聞)。 こうしたIntel偏重を是正するために、現在同社は半導体関連の製品で様々な場所に営業を掛けているという。しかし、新型コロナウイルスの影響などもあり、新規顧客の開拓はうまくいっていないとされる。なお、ニコンの連結売上高は、2016年段階では8400億円強あったが、2021年3月期にほぼ半分の4300億円にまで減少する見込みだという。とくにカメラなどの映像部門は450億円の赤字となる見通しとのこと。 

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