覚えておきたい! カドが立たない柔らかな英語表現5選
2020年11月16日 11:10
日本人が覚えたい英語表現の中でも特に多いのが、「柔らかい表現」ではないだろうか。日本人はカドが立たないよう相手にそれとなく、柔らかく伝えたいと考える傾向がある。今回はおすすめの英語表現5選を紹介する。
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■It might be better if…
直訳すると「~した方が良いかもしれません」となり、転じて「~した方がよろしいでしょうか?」のようなニュアンスになる。例えば「I’ll talk to a manager (not you).」だと場合によっては「マネージャーを出せ」のようなニュアンスで取られることもありえる。
「It might be better if I talked to a manager. = マネージャーの方に伺った方がよろしいでしょうか。」とすれば柔らかく表現できるだろう。
■You might want to…
直訳すると「あなたは~したいかもしれない」となり、これが転じて「~してはどうでしょう?」という意味になる。直訳するとかなり不自然日本語になるが、英語のみならず第2言語を学ぶ際は直訳ではなく意訳する方が上達は早い。
例えば「You might want to e-mail her before you call her. = 電話する前にメールしてみてはどうかな?」のように使うことができる。
■You must be…
中学高校の授業では「must be~」で「~に違いない」と習ったのではないだろうか。実際には「~じゃない?」「~ですよね?」といったニュアンスで使われる。「You are~」という表現は「あなたは~だ。」と断定していることになり、時としてそれは不快に感じるのではないだろうか。それは英語でも変わらない。
「You are tired. = あなたは疲れている」と断定するよりも「You must be tired. = さぞお疲れでしょう」のように使うのが会話では自然ではないだろうか。
■I would if I could but I can’t
何かを断るというのはもっとも気を遣うもの。そんな時は「I would if I could but I can’t = できればそうしたけど、難しい」を使えば良いだろう。他にも「I wish I could」も使われる。
■raincheck
直訳すると「雨の日の整理券」である。一体何のことかと思うかもしれない。元々はスポーツの試合等が雨天延期になった際に配る「雨天順延入場券」のこと。つまりこれが転じて何かを断割らなくてはならない時に「また次の機会に」という意味で使われるのだ。
例えば、飲みに誘われた時など「I wish I could(but I can’t). Can you give me a raincheck? = 行きたいけど忙しくて…。また今度で良いですか?」というように使うと良いだろう。
日本語のような尊敬語・謙譲語ではないが、英語にも柔らかく下手に出て伝えるといった表現は存在する。英語圏はいつもストレートに表現する印象があるかもしれないが、それではコミュニケーションが成り立たない。それはどこの国も同じなのだ。(記事:newpowersoul・記事一覧を見る)