ファイザー、90%の確率で発症防ぐ新型コロナワクチン発表 11月中に米当局に許可申請へ

2020年11月10日 15:49

米製薬大手ファイザーが9日、開発中の新型コロナウイルス用ワクチンが、90%を超える確率で発症を防ぐ効果があると発表した(Pfizer毎日新聞Bloomberg日経新聞BBC)。 この新型ワクチンはドイツのビオンテックと共同で開発したもの。各種報道を統合すると、6カ国4万3500人が参加した治験でも90%を超える確率で感染を防いだとしている。安全性の問題もクリアしており、今月中にも米食品医薬品局(FDA)に緊急使用許可を申請する予定。現在は治験の3つのステップのうち、多数の患者を使って検証を行う第III相試験をクリア。現在は米食品医薬品局(FDA)などの当局の認可を申請する前に必要な3つの要件である有効性、安全性、一貫した製造に関する問題をクリアするための準備をしているとしている。 当局の承認が得られれば、同社は年内に最大5000万回分(2500万人分に相当)を製造する。日本政府は同社から1億2000万回分のワクチンの供給を受けることで基本合意済みだとしている。 

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