Raspberry Pi、キーボード一体型PCを発表
2020年11月4日 08:51
Raspberry Pi Foundationは2日、キーボード一体型PC「Raspberry Pi 400」を発表した(Raspberry Pi Blogの記事、 The Registerの記事、 The Vergeの記事、 動画)。
Raspberry Pi 400は1980年代のホームコンピューターにインスパイアされたデザインだといい、コンパクトキーボードに4GBのRaspberry Pi 4が組み込まれている。サイズとしてはRaspberry Pi公式キーボードとほぼ同じだ。The Registerによれば、Raspberry Pi 4がそのまま入っているのではなく、ケース(キーボード)に合わせて異なるレイアウトの基板が使われているようだ。本体背面にはUSB 3.0端子×2とUSB 2.0端子、電源供給用のUSB-C端子、micro HDMI端子×2、ギガビットイーサネット端子、microSDカードスロット、GPIOヘッダーを備えており、電源とマウス、ディスプレイ、OSをインストールしたmicroSDカードを接続すれば使用できる。
価格は本体のみが70ドル、本体にUSBマウスとUSB-Cパワーサプライ、Raspberry Pi OSインストール済みSDカード、HDMIケーブル、Raspberry PiビギナーズガイドをセットにしたRaspberry Pi 400 Personal Computer Kitは100ドルとなる。当初、キーボードレイアウトは英語(英国および米国)とフランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語がサポートされ、キットに含まれるビギナーズガイドは同じ言語版となる。今後、公式キーボードがサポートする言語(日本語は含まれない)と同じ言語にサポートを拡大する計画とのことだ。