スウェーデンに進出したAmazon、サイト上で間違った表示が相次ぐ
2020年11月1日 20:59
Amazonがスウェーデン向けサイトAmazon.seを10月28日にオープンしたのだが、初日から間違った表示が多数発見されたそうだ(The Guardianの記事、Daily Mail Onlineの記事、Aftonbladetの記事、NyTeknikの記事)。
まず、国・地域の選択画面ではスウェーデンにアルゼンチンの国旗が表示され、商品ページでは誤訳が相次いだ。The GuardianによればNintendo Switchが「任天堂の(電気回路の)ブレーカー」という意味のスウェーデン語に訳されていたほか、ロシアの歩兵(infantry)人形が「ロシアの幼児」になり、Tシャツにプリントされた猫(pussy)は女性器を示すわいせつな単語で表現されていたという。また、Aftonbladetはアウトドアブランド icebreakerのタイツが「Glassmaskin (アイスクリームマシン)」という名前になっていることを指摘している。この製品は削除されたようだが、別のicebreaker製品は現在もGlassmaskinという名前で販売されている。
誤訳の原因は機械翻訳だとみられているようだが、機械翻訳が「infantry」を「infant」と間違えるのは難しい気がする。また、ランダムな商品に「våldtäct (レイプ)」という単語が含まれていたり、Magpulの銃のグリップ(ベージュ)が一部英語で「män sporting bra, svart, L」(男性用スポーツブラ、黒、ラージ)という名前で販売されていたり、フライパンのスペックに「女性用」と記載されていたりと、単なる翻訳の問題だけではないようだ。