ポルシェ・ジャパン、700psの新型パナメーラ ハイブリッドモデルを発売
2020年10月23日 18:37
ポルシェ・ジャパンは、514kW(700ps)/870Nmを誇るパナメーラのフラグシップモデル「ターボS E-ハイブリッド」と「4 E-ハイブリッド」の予約受注を日本全国のポルシェ正規販売で開始すると発表した。
刷新されたパナメーラの製品ラインアップで最もパワフルなパナメーラターボS E-ハイブリッドは、420kW(571ps)の4リッターV8ツインターボエンジンと100kW(136ps)の電気モーターを組み合わせ、システム総合出力は700psを得ている。
17.9kWhの新型バッテリーと最適化されたドライビングモードによって、電気駆動のみによる航続距離がWLTP準拠で最大30%延長。これは、新しいパナメーラ4 E-ハイブリッドにも当てはまる。先代と同じ243kW(330ps)の2.9リッターV6ツインターボエンジンは、エレクトリックシステムによってアシストされ、340kW(462ps)のシステム出力を発生する。
ポルシェは、412kW(560ps)のシステム出力を備えるパナメーラ4S E-ハイブリッドとあわせて、3つのパナメーラプラグインハイブリッドモデルをラインアップしている。ドライブアーキテクチャーの中心となる100kW(136ps)の出力と400Nmのトルクを発生するエレクトリックシステムは8速デュアルクラッチトランスミッションと各エンジンとの組み合わせで卓越した走行性能をもたらす。
420kW(571ps)(先代:404kW/550ps)の4リッターV8ツインターボエンジンを搭載したパナメーラターボS E-ハイブリッドは、標準装備のスポーツクロノパッケージで0-100km/h加速タイムは先代を0.2秒上回る3.2秒をマーク、最高速度は先代を5km/h上回る315km/hに達する。パナメーラ4E-ハイブリッドは、静止状態からわずか4.4秒(-0.2秒)で100km/hまで加速し、280km/h(+2km/h)で最高速度に達する。
高電圧バッテリーの総容量は、最適化されたセルの使用によって14.1kWhから17.9kWhに増加し、ドライビングモードはより効率的なエネルギー利用に適合する。パナメーラターボS E-ハイブリッドは、WLTPのシティモードで最大50kmの電気駆動のみによる航続距離を得ている。また、パナメーラ4E-ハイブリッドは、同じくシティモードで最大56kmをバッテリーだけで走行できる。
ポルシェプラグインハイブリッドモデルは、標準の家庭用コンセントまたは電源ソケットを使って自宅で充電できる。標準装備のポルシェモバイルチャージャーを使用すると、モデルに応じて7.2kWの充電容量が得られる。
パナメーラ4E-ハイブリッドの価格は1528.0万円、パナメーラ4E-ハイブリッド・スポーツツーリスモが1575.0万円、パナメーラターボS E-ハイブリッドが2973.0万円だ。(編集担当:吉田恒)