三菱自の新型「エクリプス クロス」、先行公開ホームページから見える特徴は
2020年10月11日 21:44
三菱自動車工業は、今年度中に改良モデルの発売を予定しているコンパクトSUV「エクリプス クロス」を、ホームページで先行公開している。エクリプス クロスは2018年3月1日に発売され、2019年は約9000台が新車として登録された。現行モデルはすでにホームページから削除されているが、改良モデルではラインアップにプラグインハイブリッドモデルが追加されることも注目点だ。
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■特別サイトの概要
先行公開のホームページでは、改良されたエクリプス クロスが徐々に公開されており、そのデザインを垣間見ることができる。また「MOVIE」では、三菱自の電動化技術や開発などを動画で公開しているほか、「ENGINEERING STORY」ではエクリプス クロスの開発者の想いを3つに分けて公開している。
■デザイン概要
現時点で公開されているカットは8カットある。まず1枚目は、三菱自ではおなじみでもあるPHEVのマーク。アウトランダーPHEVとも違うデザインなので新意匠ではないだろうか。
2枚目はシフトレバーで、こちらはアウトランダーPHEVと変わらないデザインになっている。
3枚目はテールランプで、今回のデザインは現行モデルとはかなり違うものになっており、L字のランプが特徴的だ。以前はテールゲート上部を介して左右のテールランプがつながっている構造になっていたが、今回はつながっていない。
4枚目はフロントバンパー。新たに3枚のマッドガードのようなものが取りついている。発売されたら名称もはっきりするだろう。
5枚目はフロントライトだ。現行モデルは写真で公開された部分がヘッドライト、車幅灯、LEDデイライトになっていた。今回も変わらないだろうが、それに伴い気になるのが、7枚目にあるもう1つのライトだ。場所はヘッドライト下になるのだが、以前は方向指示灯とフロントフォグライトが配置されていた。改良モデルは上下ともに白い光源がつけられており、方向指示灯の姿が見えない。どうなるかは発表されてからのお楽しみだ。
6枚目のホイールはこれまでとは違うデザインになっている。8枚目はPHEV専用のパワーメーターだ。こちらはアウトランダーPHEVとあまり変わらないものとなっている。
■MOVIE
MOVIEではエクリプス クロスの開発にあたり、過去の三菱自の電動車を振り返る「Roots」編、2つ目の「開発者の想い」編ではどのような工程を踏み、どういったことを意識して開発を進めているかを見ることができる。風洞実験や、テストコースの走行などのカットもあり、面白い動画となっている。
■ENGINEERING STORY
ENGINEERING STORYは各コンポーネントの開発を担当している設計者の動画が3つ公開されている。まずはEV・パワートレインシステム技術部の半田さんによる目玉でもある「PHEV SYSTEM」。2つ目はEV・パワートレイン技術開発本部の澤瀬さんが解説する「Drivability」。最後はデザイン本部 デザイン戦略企画部の中神さんによる「Degine」となっている。どれも参考になる動画なので1度見てみるのも面白いだろう。(記事:キーパー・記事一覧を見る)