AMD、Ryzen 5000シリーズ発表 シングルスレッドの性能でもインテルCPUを上回る
2020年10月9日 20:50
AMDは10月9日、デスクトップ向けCPU「Ryzen 5000シリーズ」を発表した。Zen 3アーキテクチャをベースにした製品で、「Ryzen 9 5950X」、「Ryzen 9 5900X」、「Ryzen 7 5800X」、「Ryzen 5 5600X」の4製品を11月5日から販売するという(AMD、PC Watch)。 Ryzen 5000シリーズでは、前世代のZen 2よりもクロック当たりの命令実行数(IPC)を19%ほど向上させた。またこれまで弱いとされてきたシングルスレッド性能も強化された。一つのダイの中での共有キャッシュの使い方が変更されたことで、コア間通信のレイテンシが大幅に削減され、Core i9-10900Kを上回るゲーム性能を得ることができたとしている。 Ryzen 5000シリーズ主な仕様Ryzen 9 5950X(16コア32スレッド、ベースクロック3.4GHz/最大ブーストクロック4.9GHz、L2+L3キャッシュ72MB、TDP105W、参考価格799ドル) Ryzen 9 5900X(12コア24スレッド、ベースクロック3.7GHz/最大ブーストクロック4.8GHz、L2+L3キャッシュ70MB、TDP105W、参考価格549ドル) Ryzen 7 5800X(8コア16スレッド、ベースクロック3.8GHz/最大ブーストクロック4.7GHz、L2+L3キャッシュ36MB、TDP105W、参考価格449ドル) Ryzen 5 5600X(6コア12スレッド、ベースクロック3.7GHz/最大ブーストクロック4.6GHz、L2+L3キャッシュ35MB、TDP65W、参考価格299ドル)