皮膚上で新型コロナウイルスはインフルエンザの約5倍の時間生存 京都府立医科大

2020年10月9日 20:44

京都府立医科大学の研究チームは、新型コロナウイルス(COVID-19)が、インフルエンザウイルスと比較した場合、皮膚の上で長時間生存できることが分かったと発表した(京都府立医科大学テレ東NEWS)。 チームは、法医解剖献体から採取した皮膚を用いて、皮膚表面上の評価モデルを構築したという。研究チームは、インフルエンザウイルスは1.8時間程度で不活化されるのに対して、新型コロナウイルスは9時間程度と、約5倍ほど長く生存し続けることができたとしている。 またステンレススチール・耐熱ガラス・プラスチック(ポリスチレン)の表面上での生存時間は、インフルエンザウイルスよりも8倍程度長く生存しており、安定性の高いウイルスであるとしている。インフルエンザウイルスと比べ、接触感染による感染拡大が起きやすいとしている。 同時に皮膚表面上に存在している新型コロナウイルスは、80%という濃度のエタノールを使用して15秒間の消毒すれば、完全に不活性化されるとも発表している。 

関連記事

最新記事