堺市のイオン新金岡店跡、都市型SCのイオンそよら2号店に 2021年夏開店
2020年10月6日 07:14
イオンリテールは、堺市北区新金岡町のイオン新金岡店跡に、都市型ショッピングセンター(SC)として展開を始めたイオンそよらを出店することを決めた。大阪市福島区海老江のイオンそよら海老江に次ぐ2号店で、店名は「イオンそよら新金岡」。15日に建設工事に着手し、2021年夏のオープンを目指す。
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イオンそよら新金岡は、約6,100平方メートルの敷地に鉄骨2階建て延べ約6,100平方メートルの建物が整備される。入居するテナントなどは明らかにされていないが、スーパーのイオンスタイル新金岡(仮称)を核店舗に物販など16の専門店の入居を予定している。駐車場は隔地分も含め、約100台分を用意する。
イオンそよらは、イオンリテールが都市部の小商圏向けに展開を始めた新業態のショッピングセンター。そよらの名前は、「そら、寄って、楽しんでって」という呼びかけが由来で、日常にさわやかなそよ風が吹き込むように、都市に暮らす人たちの生活をもっと楽しく、心地よく過ごすための施設とする思いを込めている。
食料品や日用品、医療施設、ヘアサロン、クリーニング店など日常生活で頻繁に利用する店舗を集めるとともに、デリバリー、テイクアウトの専門店やインターネットで注文した商品を店舗で受け取れるサービスを充実させるのが特徴。同時にカフェや広場など地域のコミュニティの場、カルチャー教室、学習塾など学びや体験の場を提供することも目指している。
1号店のイオンそよら海老江は3月にオープンした。核店舗のイオンスタイル海老江のほか、飲食店、クリーニング店、幼児教室、小規模保育園、医療施設、ペットショップ、ヘアサロン、保険ショップなど22店舗が入居している。
イオンリテールは出店場所を3大都市圏や政令指定都市で中心部へアクセスしやすい場所としており、2023年度までに10店前後を開店させたい意向。立地場所は申し分ないが、施設が老朽化してきた店舗をそよらに切り替え、再生させることも検討する。(記事:高田泰・記事一覧を見る)