国内唯一の気象専門書店・津村書店、10月末で閉店へ

2020年9月18日 07:34

日本唯一の気象専門書店と呼ばれる「津村書店」が10月末で閉店するという(NHK)。 同店は気象庁の庁舎内に併設された店舗で、65年にわたって営業が続けられてきたのだという。気象庁で長く営業したことにより、気象専門書の在庫の比率が増え、ほかの書店では入手困難な気象専門書や「ラジオ天気図」という天気図を書くための用紙も扱っている気象関係者の聖地のような場所だったという。 しかし、ここ10年は書籍のインターネット販売の普及で、専門書の入手も容易になってきたことから客足が減少、経営が厳しくなっていたという。また気象庁が今年の12月に虎ノ門に移転することが決定、新店舗に必要な資金繰りが厳しいとのことから閉店を決めたとしている。実店舗閉店後もネットでの販売や、出張販売は続けていくとしている。 

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