米国のレコード売り上げ、30年以上ぶりにCD上回る 全米レコード協会報告
2020年9月15日 19:05
米国内のレコード販売数がCDを上回ったそうだ。今年上半期のレコードの売上額は2億3210万ドルで、一方のCDの売上額は1億2990万ドルとレコードがCDを圧勝する結果となっている(RIAA、AFP)。 全米レコード協会(RIAA)の10日の発表によると、レコードは物理的なメディアによる販売数の62%を占めているという。一方で物理メディア全体の売り上げ自体は、新型コロナ(COVID-19)パンデミックなどの影響から、前年同期比で23%ほど減少したとのこと。 一方でSpotifyなどのデジタル配信の利用者は前年同期比で24%増となっており、デジタル音楽に関してはCDからネットデジタル配信に移行したことでメディア販売は減り、その結果レコードに追い抜かれたと言うことらしい。 RIAA会長は、ライブミュージックセクターは閉鎖され、スタジオ録音は制限がかけられ、そしてなによりも、何百万人ものアメリカ人が仕事を失い、経済が機能しなくなっている。現在は音楽業界にとって歴史的に困難な時期だと話している。