JR東、QRコードで利用可能な改札機の実証実験 スマホや紙の券でも利用可能

2020年9月10日 18:40

あるAnonymous Coward 曰く、 JR東日本が新宿駅と高輪ゲートウェイ駅で、QRコードを読み取って改札を通過可能な改札機「タッチしやすい自動改札機」の実証試験を開始するそうだ(JR東日本リリース[pdf]ITmedia)。 試験では、紙やスマホの画面表示による「QR券」の利便性などをチェックする。具体的には改札機へのかざしやすさ、初めて利用した場合でも改札通過時にトラブルがないかといった項目がチェックされるらしい。 新宿駅では9月9日~30日の期間で社員モニターによる実験が行われる。高輪ゲートウェイ駅では、9月15日~9月29日(24~27日を除く)の期間、一般モニターによる試験が行われるとのこと。このタッチしやすい自動改札機は、通常のICカードの改札機としても利用できるため、QR券とICカードの混在利用時の運用テストなども行われているとみられる。

 なおメディア向けに「タッチしやすい自動改札機」の実験が公開されている模様。公開されているのは新宿駅の新南口に設置されているもの。Impress Watchの記事によると、この改札機はあくまでチケットレスでの改札通過の実験として行われているもので、一般導入が決まっているものではないとのこと(Impress Watch動画その1動画その2)。 メディア向けの先行体験は、スマートフォンににQRコードを表示させるものではなく、紙のQRコード(切符)を使ったものだったそう。JR東日本によると、ICカードでの通過時間と磁気切符での通過時間の中間程度の処理速度を目指しているそうだ。

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