七十七銀行で「ドコモ口座」利用した不正な引き落し被害が相次ぐ
2020年9月8日 20:13
七十七銀行において「ドコモコウザ」という名義で勝手にお金が引き出される事例が複数発生しているそうだ。七十七銀行とNTTドコモは、5日以降の七十七銀行の銀行口座登録・銀行口座変更を停止した(七十七銀行、ドコモ、CNET)。 七十七銀行によると、NTTドコモのウォレットサービス「ドコモ口座」から、同行の口座に対する不正利用が発生しているという。不正に盗み出した口座番号やキャッシュカードの暗証番号等により発生しているとみられている。七十七銀行側は同行のシステムから顧客情報が漏洩した事実は確認されていないと発表している。 Twitter上でも被害報告が複数上がっており、すべてが七十七銀行の口座を持つユーザーである模様。ドコモ口座は、dアカウントがあれば開設できるため、ドコモ以外のユーザーでも利用可能とされ、今回の件ではドコモ口座を利用したことがないユーザーであっても被害にあっているようだ。 フィッシングサイトなど、何らかの方法で七十七銀行の口座番号と名義、暗証番号を不正に入手し、被害者の名義のdアカウント作成して口座から現金を引き落とすという手口であるようだ。CNETによると、ドコモ口座での銀行口座登録は銀行側の仕様に準拠するとのこと(Togetter)。 あるAnonymous Coward 曰く、 緊急掲載情報 | 七十七銀行 お知らせ|ドコモ口座 「ドコモ口座」利用した引き落とし被害が発生 盗んだ個人情報から不正登録 七十七銀行が注意喚起 — ねとらぼ 銀行口座から「ドコモコウザ」名義で身に覚えのない引き落としが何度も行われる事案が複数発生…いったい何が起こっているの? — Togetter 総当たりで突破されたのか、または事前に口座情報が何らかの方法で犯人の手に渡っていたのか、あるいはドコモ口座連携の仕様に抜け道があり任意の口座との紐付けを許してしまったのか、気になるところ。