稲垣吾郎の主演舞台『No.9―不滅の旋律―』東京で再々演、ベートーヴェン“第九”まで波乱の生涯を描く
2020年8月29日 10:22
稲垣吾郎の主演舞台『No.9―不滅の旋律―』が再々演。2020年12月13日(日)から2021年1月7日(木)まで、TBS 赤坂 ACT シアターにて開催される。
■ベートーヴェンの波乱の人生を代表的な楽曲とともに
『No.9―不滅の旋律―』は、2015年の初演、2018年の再演に続き、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン生誕250周年を迎える2020年に3度目の上演を行う。19世紀初頭のウィーンを舞台に、傑作をいくつも書き上げたベートーヴェンの苦悩の人生と創作の日々を、ベートーヴェンの代表的な楽曲の生演奏とともに辿る。
タイトルの「No.9」とは、“第九”として知られるベートーヴェンが作曲した9番目にして生涯最後の交響曲第九番ニ短調のこと。クライマックスでは第四楽章の合唱「歓喜の歌」を歌い上げ、魂を揺さぶるような感動的な旋律が劇場全体に広がる。
■主演は稲垣吾郎、剛力彩芽も続投
初演時から引き続き、稲垣吾郎がベートーヴェンを演じる。才能あふれる音楽家ながら、暴力的な父親による幼少期のトラウマや、複雑な性格がもたらす様々なトラブル、病気など度重なる人生の困難に翻弄されながらも荒波を乗り越えていくベートーヴェンを迫真の演技で体現。天才ならではの圧倒的な存在感と繊細な感情の機微を表現した。
また、ベートーヴェンを秘書として支えるマリア役は再演時から続いて剛力彩芽が続投。その他、片桐仁、村川絵梨、岡田義徳、深水元基、橋本淳、奥貫薫、羽場裕一、長谷川初範ら実力派俳優が勢揃い。また、新キャストとして『刀剣乱舞』や『ヒプノシスマイク』といった人気公演で注目を集める前山剛久が登場。幼少期のベートーヴェンは柴崎楓雅が演じる。
演出の白井晃、脚本の劇団☆新感線座付作家・中島かずき、音楽監督の三宅純を中心とするクリエイティブ・チームも再集結する。
■ストーリー
1800年、刻々と変化する政治情勢の影響を受けつつも「音楽の都」として栄えるオーストリアの首都ウィーン。ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(稲垣吾郎)は、豊かな音楽の才能に恵まれながらも、その複雑で偏屈な性格のため、行く先々で騒ぎを起こしていた。しかも以前から不調だった聴覚の障害が、次第に深刻さを増していく。身体のうちにあふれる芳醇な音楽と、現実の不幸の間で引き裂かれ、心すさむベートーヴェン。
だが彼の才能に理解を示すピアノ職人のナネッテ(村川絵梨)とヨハン(岡田義徳)のシュトライヒャー夫妻や、ナネッテの妹マリア(剛力彩芽)、二人の弟ニコラウス(前山剛久)とカスパール(橋本淳)らとの交流が、少しずつ音楽家の内面を変えていく。病に身をすり減らしながら、頭の中に鳴り響く音楽をひたすら楽譜に書き留め、名曲を生み出し続けるベートーヴェン。全身全霊を傾けて作曲した「交響曲第九番」が完成し、演奏会で奏でられた時、彼の心の内に響いたものは……。
【詳細】
『No.9―不滅の旋律―』
開催期間:2020年12月13日(日)~2021年1月7日(木)
場所:TBS 赤坂 ACT シアター
住所:東京都港区赤坂5-3-2 赤坂サカス
チケット発売日:後日発表
チケット料金:S席 13,000円、A席 10,000円
出演:稲垣吾郎、剛力彩芽、片桐仁、村川絵梨、前山剛久、岡田義徳、深水元基、橋本淳、広澤草、小川ゲン、野坂弘、柴崎楓雅、奥貫薫、羽場裕一、長谷川初範
演出:白井晃
脚本:中島かずき(劇団☆新感線)
音楽監督:三宅純
■配役
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン 稲垣吾郎
マリア・シュタイン 剛力彩芽
ヨハン・ネポムク・メルツェル 片桐仁
ナネッテ・シュタイン・シュトライヒャー 村川絵梨
ニコラウス・ヨーハン・ベートーヴェン 前山剛久
ヨハン・アンドレアス・シュトライヒャー 岡田義徳
フリッツ・ザイデル 深水元基
カスパール・アント・カール・ベートーヴェン 橋本淳
ヨハンナ 広澤草
カール・ヴァン・ベートーヴェン(青年) 小川ゲン
兵士ほか 野坂弘
カール・ヴァン・ベートーヴェン(少年) 柴崎楓雅
ヨゼフィーネ・フォン・ブルンスヴィク 奥貫薫
ヨハン・ヴァン・ベートーヴェン/ステファン・ラヴィック 羽場裕一
ヴィクトル・ヴァン・ハスラー 長谷川初範
【問い合わせ先】
キョードー東京
TEL:0570-550-799(平日11:00~18:00/土日祝10:00~18:00)