藤田医科大、低濃度のオゾンガスでも新型コロナの感染力抑える効果あり
2020年8月28日 18:48
あるAnonymous Coward 曰く、 藤田医科大学は26日、人体に影響のない範囲の低濃度のオゾンガスを使うことで、新型コロナウイルスを抑えることができるという研究を発表した。これにより、人の集まる場所でも新型コロナの感染拡大を防ぐことができるらしい(藤田医科大学、NHK)。 これまでも1.0〜6.0ppmという高濃度のオゾンガスは、新型コロナウイルスに対して効果があることが分かっていたそうだ。しかし、この濃度だと人体への毒性があるのではと懸念されていたという。 今回の藤田医科大学の実験では、湿度80%の環境で日本の作業環境基準である0.1ppmという濃度のオゾンガスを散布した場合、10時間後に4.6%までウイルスの感染性が低減したという。さらに条件の厳しい米国基準である0.05ppm処理でも、5.7%まで感染性が低減したとしている。ただし、湿度が55%まで下がると抑止効果は53%まで半減してしまう模様。 藤田医科大学病院では、9月初旬から病院内の待合所や病室などで、オゾン発生器を使って実際に感染防護に運用していくとしている。