レベル別洋書「ラダーシリーズ」でリーディング力を爆アゲしよう!
2020年8月25日 06:53
私見ではあるが、社会人にとって最も必要な英語力は、「リーディング」だと思っている。
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もちろん、打ち合わせ等で英語を話さなければいけないシチュエーションもあるだろう。しかし、ネット環境が整った現在では、メールやチャットでのやり取りが圧倒的に多いのではないだろうか。
ということで今回は、リーディング力を劇的にアップさせる、「ラダーシリーズ」を使った多読について紹介する。
■ラダーシリーズとは
「ラダーシリーズ」 IBCパブリッシング https://www.ibcpub.co.jp/ladder/
ラダーシリーズとは、使用する単語を制限して読みやすくつくられた、英語学習者用の洋書シリーズだ。ラダー(はしご)という名前のとおり、どんどん上級レベルにステップアップできるのが大きな特徴だろう。
ラダーシリーズのレベルは全部で5段階。TOEICや英検への対応性も明示されているので、どのレベルが自分に合うかを見つけやすいのは、非常にありがたい。
〈ラダーシリーズ・レベルの目安〉
レベル1:語彙1,000語 / TOEIC300~400 / 英検4級
レベル2:語彙1,300語 / TOEIC400~500 / 英検3級
レベル3:語彙1,600語 / TOEIC500~600 / 英検準2級
レベル4:語彙2,000語 / TOEIC600~700 / 英検2級
レベル5:語彙制限なし/ TOEIC700~ / 英検準1級
まずは書籍やサンプルに目を通して、自分のレベルを探すところからスタートしよう。
■ラダーシリーズを使った多読のやり方
ラダーシリーズの公式サイトでは、効果的な学習のポイントとして、「速く読む」「訳さず英語のまま読む」「なるべく辞書を使わない」の3点を挙げている。
これらのアドバイスには全面的に賛同したい。社会人の場合、別に翻訳者になる必要はないのだから、英語を英語のままざっくりと意味が取れれば十分なはず。ラダーシリーズは、英語を英語のままイメージするトレーニングに最適だろう。
以下に基本的なラダーシリーズの多読方法の例をまとめておく。
1.とりあえず最後まで読んでみる
2.わからない単語・文法を調べる
3.3~4回は繰り返し読む
4.音声だけ流し聴きする(任意)
さきほど「英語を英語のままで」とはいったが、やはりわからない部分を放置しておくのは、正直効率が悪すぎる。わからない単語や文法があれば、面倒くさがらずにきちんと調べよう。
なお、多読というからには、いつまでも同じ本を読んでいてもあまり効果がない。じっくり読む「精読」は、多読と切り離しておこなうべきだ。どんなに長くても、読み返しは3回までにして、どんどん次の本に進んでいこう。
いずれにしても、レベル5までいけば、英文自体に相当慣れてきたはず。会社でのメールやチャットをスムーズにこなせる日も、そう遠くないだろう。(記事:長谷川カオル・記事一覧を見る)